9、マンタリアの森で
胴回り20メートルほどのマンタリアに堅い幹に、短剣でV字に深く傷を付けると、溝に沿ってミルク状の樹液が流れ出す。少しどろっとした液を小さな器に受けて、交互に味わった。ほんの少しぬるいマンタリアのミルクは、空腹の胃袋には優しかった。いくら栄養があっても満腹感には、ほど遠い感じだが、今はこれで満足するしかない。火星の世界で、マンタリアの森に出会うのは幸運な方だ。水もなく、肥沃な土地に乏しい火星の世界では、マンタリアの木を見つける確率は、非常に低いのだった。
リア・ソリスと二人っきりの時には、私のささやかなテレパシー能力は彼女に集中しやすく、周囲に対する注意が散漫になりやすい。だから、その異変を感知したときには、すでに手遅れになってしまっていた。
「リア・ソリス、何か感じませんか?」
ミルクを飲むのに夢中になっていた王女は、その声にけげんそうに顔を上げた。
「どうしたというのです?何か危険なことでも?」
私は内なる声に耳を傾けて、感じ取ったことを説明した。
「お父上のジョン・カーターほどではありませんが、私にも若干のテレパシーを感知する能力があるみたいなんです。これがそうだと断定できるほどの力は無いのですが……。ただ、何かを感じます。人間のようでもあるが、はっきりした形の思考を持ってません。漠然とした目的意識というのはあるようだが、思考の波をつかみきれない。何というか、混沌とした、無秩序を感じます……悪いことには……四方から」
「何かの生き物が近づいてきているというわけですね。バルスームの自然のただ中で、それもこういうマンタリアの森には、食料を求めてたくさんの動物が集まってきます。それと同時に、それらの小動物を求めて凶暴な肉食獣もやってきます。近づいてくるのが何者であれ、我々にとって歓迎すべき相手ではないようですね」
そう言うとリア・ソリスは、ミルクの器を置き、腰から短剣を抜いて手にした。それにならい、私も長剣を抜き、彼女を背にかばうようにして身構える。当分、日は高い。これが夜だったら我々二人の運命は、小さな小動物が襲ってきても、そこで終わりになっていたに違いない。
謎の相手が大木の陰より正面に姿を見せたとき、さすがに二人とも恐怖と絶望感を覚えた。大木の陰より音もなく姿を現したのは、赤色人がもっとも恐れ忌み嫌う大白猿だった!
がに股で太い短い足の上に、ずんぐりした胴体があり、盛り上がった肩のところからは4本のごつい腕が生えていた。肩の上には首のない頭があり、頭頂に大白猿の特徴である房状の毛が立っていた。身の丈5メートルにもならんとするその大白猿は、顔の大きさにそぐわない小さな目でこちらを見つめていた。ジョン・カーターは手記の中で、大白猿のことをバンス以上に恐怖を感じる存在と表現していたが、今の私にはその気持ちが手に取るように分かった。姿形の人間くささに、ひょっとしてこの大白猿の祖先というのは人間だったのではないかと思うほどだった。じっとこちらを見つめたまま、次の行動を考えあぐねているように4本の腕を動かしている。その手も野球のキャッチャーミットよりも大きく、指先には黒く変色したゴリラのような爪がついていた。あの巨大な手で頭をつかまれたら、それこそ熟したトマトのようになってしまうことだろう。
ふとその小さな目が私たち二人の存在に気がついた。ずらっと牙の生えた口からぞっとするような雄叫びをあげ、突然こちらに突進を開始した。その巨大な体が直立しながら自分に向かってくる恐怖は、その場にいない者には理解できない。
「逃げるんだ!」
私はリア・ソリスに叫ぶと、長剣の切っ先を大白猿の腹に向け、相打ちを覚悟の上で力まかせにつっこんでいった。絶叫とともに全身の力を長剣に込めて突き出した! 手応えを感じた瞬間、巨大な壁のような存在の突進で後ろにはじき飛ばされた。柄から両の手がもぎ取られそうな衝撃に耐え、体をねじるようにして剣を抜き取る。かなりの深手を加えたはずなのに、そいつは何も感じてないようにそこに立っていた。考えるいとまもあらば、軽くジャンプすると渾身の力を剣に込めて大白猿の首を一閃した。
会心の一撃! 私の胴体ほどもありそうな大白猿の頭がゆっくりとずれていき、ごろんと落ちた首は音を立てて地面に転がってからも、目をきょろきょろさせていた。大白猿はものの数秒その場に突っ立っていたが、やがて大の字のまま倒れていった。
一頭をやっつけてほっとする間もなく、森のあちこちから雄叫びが上がった。大白猿に囲まれている! 巨大な大白猿を倒したという、勝利感は見る見るうちに消えていった。われ知らずリア・ソリスに笑いかけていた。
「今度こそ本当にだめかもしれませんね。ジョン・カーターじゃないけど、われわれはまだ生きている!ですね」
私以上に恐怖を感じているはずなのに、リア・ソリスの顔からは恐怖の色を伺うことができない。彼女の精神力の強さ、けなげさに胸が熱くなるのを感じた。
「カイ、お願いがあります。あなたがまだ動けるうちにわたくしの命を絶ってください!いくら地球人のあなたでも、多数の大白猿相手では生き延びる望みはありません。生きて大白猿に食われると言う運命から、わたくしを救うにはこれしかありません!さあ、この胸の心臓をひと思いに!」
私は大きくかぶりを振った。
「だめです、リア・ソリス。私にはその美しい体を傷つけることなどできない。勇気のない男と哀れんでください。でも、まだ死ぬと決まったわけではないのです。この心臓が鼓動することを止めるまで、生き延びられる希望があります。最後の瞬間まで生きることをあきらめないでください!」
「ジャスームの男というのは父も含めて、女性に優しすぎると思います。足手まといになるわたくしをこの場に残せば、自分が助かるかもしれないのに、あえて運命をともにしようとなさる。わたくしにはわかりません」
「リア・ソリス、それが私の理想とする紳士であり、地球の男の姿なんです。どっちみち二人の助かる見込みはほとんどないにひとしい。残されてるのは、勇敢に戦う姿をあなたに見てもらうぐらいだから……来た!」
木立の中より現れたのは、3頭のこれまで以上に巨大な大白猿たちだった。さらにまずいことに、今度の彼らは長さが1メートル50センチほどの破壊力の大きい棍棒で武装していた。4本あるうちの右上腕で棍棒を握りしめ、すぐに振り下ろせるように構えていて、残りの腕は間合いを計るようにせわしなく動かしている。さっきのように長剣を構えての突進も、今度は長剣が体にとどく前に棍棒ではたかれてしまうのが目に見えていた。もろに食らってしまったら、一撃で私の命はない。
大白猿たちは精神を高揚させようとしてか、肩を上下に大きく動かしながら盛んに奇声を発していた。徐々に間合いを狭めるように、じわじわと近付いてきた。逃げ場のない我々は、極度の緊張の中、ただ死を待つばかり。私はリア・ソリスを後ろ手でかばうようにして、最後の時を待ちかまえる。
ふと3頭は足を止め、仲間の死体に注目した。棍棒がとどく距離にくると、興味しんしんに死体を突っつきだした。動かないのがわかると、今度はかがんで指で触ってみたり、足で転がそうとする。最後は四つん這いになって匂いをかいでいたが、血の匂いで仲間の死を納得したらしい。その後に起こった出来事は、今思い返しても胸が悪くなる光景だった。かつては仲間だった死体に食らいつき、共食いをはじめたのだ!
なまじ人間に近い彼らの共食いは、私にとってこれ以上もないほどに忌むべきことだった。彼らにとっても、この過酷な火星で食料を得るのは大変なことなのだろう。あまりにも凄惨な出来事に顔をそむけようとしたその時、中の一頭がすっくと立ち上がり、棍棒を握りしめた。残りの二頭は食べることに夢中で我々のことは念頭にないらしいが、立ち上がった一頭は食事よりも我々に興味があるようだ。その時、棍棒を持つ右腕が、片方肘から先がないのに気がついた。過去に人間と戦い、その時右下腕を失ったのだろう。相当人間に恨みを持ってるのは確かで、単純な彼らの中にあって食の本能より、人間を殺戮することが優先しているようだ。
この近くに徘徊している大白猿はこのグループだけのようだし、とりあえず共食いに興じている二頭はしばらくこちらに危害を加えるおそれはない。残りのこの一頭を何とか足止めできれば、リア・ソリスだけでも逃げ延びられるだろう。
「私が、この大白猿をこの場でくい止めてみます。その間にマーズ号にお戻りください」
後ろも確かめずにリア・ソリスにそう言うと、背後で彼女が離れていくのが感じられた。
「この、エテ公! こっちだこっちだ! 残りの腕も切り落としてやるから来て見ろ!」
大声を上げて大白猿を挑発し、長剣を構え尚した。しかし、待っていては体がすくんで動かなくなると判断し、こちらから攻撃を仕掛けることにした。心臓が早鐘のように打ち始めて呼吸が荒くなるのが自分でもわかると、目の前の景色がモノクロに変わった。ここ火星において、地球人の超人的な感覚と反射神経がとぎすまされている証拠だ。目前にある死も、色のないモノクロだと不思議と恐怖心がなくなる。それこそ報道カメラマンが、ビデオカムのファインダーを覗いてると戦場でも恐怖を感じないのと同じような感覚か?
私はつま先で立ち、猫のように体を前後に揺らしながらタイミングを計り、3、2、1!と 本能の声とともに地面を蹴った。10数メートルほどを一回の跳躍で飛び、二度左右に大きくフェイントをかけて、3度目に大白猿の頭めがけて長剣を振りかぶった。視界の隅に棍棒が見え、反射的に剣を構え直すと、ものすごい衝撃が伝わってきた。剣で棍棒の打撃を受け止めては見たものの、体ごと地面にたたきつけられてしまった。
目の前が一瞬真っ暗になったが、何とか持ち直し様子を見ると、あろう事か大白猿はリア・ソリスにまっすぐ向かっていた。彼女は逃げなかったのだ!
リア・ソリスがあぶない!
持っていた長剣はどこにはじき飛ばされたのか見あたらない。無意識のうちに立ち上がった私は、絶体絶命のリア・ソリスを救うために大きく跳躍した。一回の跳躍で大白猿に追いつき、向きを変えた次の跳躍で大白猿とリア・ソリスの間の割り込んだ。大白猿が棍棒を振り下ろそうとしたせつな、私はその巨大な胸に体当たりをした。小さな体での体当たりでは何倍もある巨体を倒すことはできなかったが、一瞬ひるんだようで、動きが止まった。だが、大白猿の左手は彼女の腕にとどき、がっちりつかんでいた。声とも悲鳴ともつかない、息をのむ音が背後より聞こえる。仲間の死体に食らいついた口の周りは血で赤く、巨大な牙が開いた口よりのぞいている。今やその牙がリア・ソリスの顔に迫りつつあった。
私は間に入って盾となりながら、大白猿の恐ろしい牙が彼女の体に食らいつかないように左手で顎をつかみ、押しのけようとした。しかし、ひらいた口は私の怪力を持ってしても徐々に迫ってくる。このままでは数秒も持ちこたえられないと感じた瞬間、私の右手は腰の短剣を抜き、大白猿ののどと顎の間に突き刺していた。
手元まで深々と刺さった短剣は大白猿の脳髄と頭蓋をつらぬきとおし、頭の房毛を血で汚した。大白猿は一瞬びっくりしたような表情をしたが、やがて力が抜けリア・ソリスをはなすと仰向けに倒れていった。
私はまだ顎をつかんだまま、大白猿の胸の上であえいでいた。しかしまだ危険が去ったわけではないことを思い出し、気を取り直すと背後を振り返った。
ああ、リア・ソリスは生きてそこに立っていた。!
こみ上げる安堵感で胸がいっぱいになりながら、死体から降り立ちふらつく足で彼女に向かった。
「今のうちです。さあ、逃げましょう」
しかし、リア・ソリスは凍りついたようになっていて動かなかった。目は一点を見ている。その視線をたどった私も凍りついてしまった。見たこともない新たなる巨大な怪物の出現だった。八本足で巨体を小山のように揺すって歩いてくるその姿は、バンス!
体長八メートルにもなろうとする堂々とした火星の野獣の王、バンス。血の匂いに誘われてきたのだろうが、凶暴な大白猿が仲間の死体を共食いしていることなど、眼中にないかのごとく悠々と進んでくる。バンスはじゃまだと言わんばかりに低くうなった。その声に気がついた大白猿二匹は戦う構えすら見せず、あわてて棍棒を手にすると目にもとまらぬ早さで逃げていった。邪魔者のいなくなったバンスは指定席に座ると、がつがつと大白猿の肉にかぶりついていった。我々のちっぽけな存在など目に入らないようだ。
私は無言でリア・ソリスをうながすと、その場をあとにした。マーズ号まで帰る途中、二人は一言も口を利かなかったが、彼女の手は私の腕をしっかりと握りしめていた。結局長剣は見つからなかったが、マーズ号までたどり着ければ予備はある。森のはずれまで来て、そこにマーズ号が係留してあるのを見たときにはさすがにほっとした。大事をとって、すぐに機体に乗り込み、森より上に上昇するとやっと解放された気分だった。
「リア・ソリス大丈夫ですか?お怪我は?」
今まで無表情だった彼女だったが、わっと泣き出した。
「何というすばらしいお方なのでしょう! 父のジョン・カーターでさえ、大白猿と戦うことをさけているのに、あなたは二頭も倒してしまった。わたくしが足手まといになりながら、戦い、そして命を救ってくださった。わたくしは最初から最後までずっとこの目で見ていました。余人なら大白猿を前にしたら体がすくんで抵抗などできなかったはずですが、あなたはためらいもせずに向かって行かれた。それに剣を失ってるのにも関わらず、大白猿の懐に飛び込んでわたくしを助けてくれました。何というすばらしい方なのでしょう!」
「私はあなたに誓いました。必ずあなたをヘリウムまでご無事でお連れすると。今だから言いますが、よもや大白猿に勝てるとは思っていませんでした。無我夢中だったのです。私の力ではありません。あそこでバンスが現れたのは本当に幸運以外の何物でもありません」
リア・ソリスはいまだに私の腕をつかんではなさないでいたが、突然びっくりしたように息をのんだ。
「あなたの指が!」
極度の興奮状態だと戦場で弾を受けて死んでいても、本人は気がつかないときがあると聞いたことがあるが、この前の空中戦の時や、今の私がそうだった。左手の小指と薬指は第二関節からむしり取られたように切断されていた。たぶん大白猿の顎を左手でつかんだときに、気がつかないうちに二本の指が口の中に入っていたのだろう。戦闘のさなかに食いちぎられたのだ。実際、指を失った事実を知った時はかなりのショックを受けた。あれだけの戦いで下手をすれば腕の一本、あるいは命を落とすところだったのだから、指の2本ぐらい何でもないじゃないかと考える人もいるだろうが、私には想像以上の打撃だった。
「手当をしないと!」
リア・ソリスは、マンタリアのミルクを入れた革袋を取り出しミルクを口に含むと、私の切断された指を口くわえた。血がどくどく出ていて悲惨な有様だったが、ためらう様子もなく、ミルクを含み直すと何度となく繰り返した。その様子を見て、指以上に傷ついた心の傷は徐々にいやされていった。結局、指2本の代償で、彼女の命が助かったんだから……。切り口をひもで結わえ止血すると、最後に魔法の軟膏を塗り包帯をした。
「いったいミルクはどういう意味があるのです?」
不思議に思い、私は聞いた。
「マンタリアのミルクは強力な殺菌と消毒の作用があります。実のところ、ミルクはそのまま放置していても何年も保存が利きます。また、死体を長期に保存しなければならないときなど……・貴族の葬儀の時など……には体に塗るオイルとミルクを混ぜたものを死体に塗り込みます。この軟膏にもミルクは混ぜてあるぐらいですから」
そう説明しながらでも、彼女の手はせわしなく動き、私の体中にできた傷に軟膏を塗り込んでいた。その手の優しい感触に抱きしめたい気持ちを抑えるのに苦労したが、リア・ソリスは以前よりうち解けた感じで、気まずい雰囲気は消えていることがうれしかった。
「あなたの両親のデジャー・ソリスとジョン・カーターは今でも仲がいいですか?」
リア・ソリスは思いだしたように小さく含み笑いをした。
「わたくしから見ても顔が赤面するほどの仲ですわ。なんていうか、その、愛し合ってるのは確かなんですが、それ以上にふたりともお互いに崇拝し合ってるようにも思えます。まるで、戦の神と美の女神の連れ合いのよう。」
「母上の美しさはいまだおとろえずですね?」
「わたくしから言うのも何ですが、絶世の美女と、詩にも読まれた母の美しさは幾多の国に戦の火種をもたらしました。我々バルスーム人は数百歳までこのまま歳をとりません。母の美しさも数百年続くことでしょう。今わたくしと母が二人並んだら、どっちが年上か見分けがつかないと思います。それにしても、バルスーム人でもない父がなぜ歳をとらないのか、誰にもわかりませんが」
私はずっと気になっていたことを聞いた。
「リア・ソリス、恋人とかは……・・おおっと!誓いを破るところでした。今の質問は忘れてください。でも、母の美しさを受け継いだあなたのことだから、ヘリウムの貴族……いや、他の国の王族からも縁組みの申し出が多いことと思いますが?」
彼女はため息をつくと肩をすくめて答えた。
「まったく多すぎます。あなたには信じられないでしょうが、はっきりしている話だけでも120以上あります。実際に話をしたことがある殿方は、その中の数人にすぎません。中にはあきれることに、火星の大元帥の娘という地位だけで、卵から生まれる前から申し込みがあったそうです。わたくしは母ほど美しくないし、姉のターラのように社交的にもなれない。顔も見たことがない、わたくしのような女性に縁組みを持ちかけるのは、やはりヘリウムの皇帝一族とのつながりを持ちたいからとしか思えないのです。時折思うことがありますが、もしわたくしの母がデジャー・ソリスでなく、ヘリウム皇帝の一族でもなく平民の娘だったら、愛してくれる人がいるのだろうかと」
「大丈夫ですとも。必ずや、あなたの心の優しさがわかる男性が現れるはずです」
「ほんとうに……そうでしょうか?……」
リア・ソリスは考え込んでしまったので、それで会話は終わりだった。傾いた飛行艇をだましながら操縦して、何ごともなく数日が過ぎていった。
真夜中に彼女が操縦していたとき……リア・ソリスはターラの教訓から飛行艇の操縦を教えられていなかったので、私が教えたが……叫んだ。
「ヘリウムの灯が見えます!」
その声に起こされた私が前方を見やると、確かに遙か前方に街の明かりが認められた。火星の大気は地球と違って薄いから、近くに見えてもかなり離れているから距離的にはまだかなりあるだろうと思われた。




