CASE.017「ギルベルト・アーナスタン」
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魔王との一戦を終え、ドゥーは彼と言葉を交わします。
魔王軍が崩壊した直後、魔王は何を語るのか…第17話どうぞ!
※本作はカクヨム、小説家になろう、アルファポリスにも掲載しています。
魔王を名乗る男――ギルベルト・アーナスタンとドゥーは、肩を並べて王城の中を歩いていた。
ちょうど“魔王城”というよりは、ドゥーが空けた大穴を通り抜ける形で、再び玉座の間へと向かう。
「ギルベルト・アーナスタン……その名、どこかで聞いたことがあるな」
「あぁ……さすがに来訪者の御仁の耳にも届いているか」
――ギルベルト・アーナスタン。
この世界に来て以来、その名を幾度となく聞いた最高の勇者の名。
店の名前、商品の名前、大通りの名前、歴史書物にまで。至る所に、その名残のようなものが散りばめられていた。
当然、ドゥーの耳にも入る。
だが、ここは魔都だ。
魔物が住まう、人間とはかけ離れた文化圏。
人間の街であるならその名が通ってもおかしくはないが、ここは人間を仇なす魔物の国である。魔王の名こそ轟いて然るべき場所で、勇者の名がここまで浸透していることにドゥーは疑問を覚えていた。
「元勇者……ということはおま、アンタも魔物ではないのだな?」
「……その通りである」
カタカタという音が聞こえる。
どうやらミラ側も、この胡散臭い魔王の素性を調べているのだろう。
「たしかに、その男はれっきとした人間ッスね。その角も無機物……所謂コスプレっす」
「……そうか(コスプレねぇ…)」
「それも魔法なのかな?」
ギルベルトが何気なくドゥーへ尋ねた。
目の前で通話していれば、正体を知らずとも気になるのは当然だ。迂闊だった、とドゥーはその場で誤魔化すことにした。
「あぁ失礼。まぁ魔法みたいなものだ、な」
「その不可思議な様相に、異常な腕力。そして流麗な剣技……貴殿も勇者の類なのか?」
どう説明したものかと、ドゥーは頭を悩ませる。
輪廻庁やRACのことを話してもどうせちんぷんかんぷんだろうし、喋ったところで任務後にあの双子によって処理される。
ありのままに語るメリットが皆無のため、ドゥーは今この状況における最適な答えを頭の中で構築しようとしていた。
するとそこへ、ミラの助け舟が入る。
(先輩、こういうのはどうですか……ゴニョゴニョ)
(……なるほど。採用だ、ミラ下級オペレーター)
「へへ……って! 今、下級ってつけたぁ!!」
ギャーギャーとミラの大声がつんざくが、ひとまず置いておいてここは彼女の案に乗ることにする。
「俺はただの傭兵だ。しがない、根無し草の流浪人だ」
「傭兵……。それで、君はどちら側なのだ?」
その質問を待っていた。
「人間側でも、魔物側でもない。金のために剣を振るう、あくまで中立の立場にいるつもりだ」
「なるほど…………貴殿ほどの実力者がいまだ無名というのは甚だ信じ難いが、理解した」
ギルベルトは顎に手をやりながら、何かを熟考し始めた。
眉間に皺を寄せ、遠くを見定めるように一点を見つめている。
その心中を、ドゥーはある程度把握していた。
ミラの目論見通りなら、きっと次に来る言葉は“アレ”のはずだ。その言葉が来るまで、ドゥーは黙って待機する。
「貴殿……名は?」
「…………ドゥー」
「そうか、ドゥー。良い名前だ」
(フフン)
「……」
しばらく沈黙が続き、いつの間にか玉座の間にまで戻ってきてしまった。
あれだけ暴れたにもかかわらず、従業員は一人もいない。
焦げた床、砕けた壁材、それらの破片が、あの戦闘後のまま散らばっている。
「こんな所で話すべき話題ではないが、ドゥー殿。貴殿に一つ頼みをしてよいだろうか?」
「来た」と、ドゥーは心の中でガッツポーズを取る。
ギルベルトに、その先を言ってくれと手でジェスチャーを送った。
「……貴殿を魔王軍として雇いたい。当然、破格の報酬を約束しよう」
「…………」
全て作戦通りだ。
これがミラの作戦――魔王軍雇われ大作戦。そのままの意味である。
文字通り傭兵として魔王軍に加わり、ターゲットに近づくという単純かつ明快な作戦。
エリオット・レインフェルが勇者軍に加わったというのが事実であれば、魔王軍に所属する限り奴と遭遇する確率がぐっと高まる。
それに戦場であれば、この姿のままどさくさ紛れに執行することも可能かもしれない。
だが、すぐには乗らない。
別に破格の報酬とやらには興味の欠片もないが、情報を搾り取れるだけ取っておきたい。
それに、即決すればそれはそれで怪しまれる。
「承諾する前にそちらの戦況を聞きたい」
「……まあ、そうだろうな」
そう言うと、再度ギルベルトは闇を展開する。
これの詳細は依然として不明だが、空間を断絶する類の物質なのだろう。それをあの時の転移のように、二人を囲うように広げ始める。
「ここで話すのはいささか憚られる。我を――私を信じてくれるな?」
「……仰せのままに」
ドゥーは手のひらを上に向け、無抵抗のアピールをした。
それを受け、ギルベルトは笑みを浮かべ、そのまま闇は球状に二人を包む。
やがて黒い球体は収束し、最終的に点となって空間へ消えた。
―――
「先輩!? 先輩先輩先輩~ッ!! どこっスかぁ~!?」
「うるさい……!」
「あっ! いたぁ! 良かったッス~(´;ω;`)」
ミラの慌てふためきように、ドゥーはため息をつく。
二度目の位置情報の急変化に、彼女はまたもや一時的にドゥーを見失ったのだが、これにもちゃんとした理由があるのだ。
オペレーターの本分は執行官の案内役。そのため彼女らにとって執行官の位置情報を見失うことはご法度、オペレーター失格ものの大失態に該当するのだ。
だからこそ、彼女は大きく取り乱したようで、そこは大目に見てほしい。
だがそんな緊急事態に備え、執行官側から位置情報を送ることも可能で、そのボタンをドゥーは連打していたというのはまた別の話。
にもかかわらずこうして泣きじゃくりながら自身の名を呼んでいるため、彼女のイレギュラーへの対応力の低さにいよいよ心配が増してくる。
「用は済んだかね?」
「……あ、あぁ。待たせてすまない」
「フフ……そのご友人ともぜひ言葉を交わしたいものだが、おそらくは叶わないのだろうな」
察しがよくて助かる。
そもそもミラたちRAC局員はこの世界どころか、別次元にいるのだ。対面することなど万に一つもない。
こうして互いに線を引いて、一定のところまでは踏み込まない姿勢は、ドゥーからすれば非常にありがたい。説明しても理解してもらえるとは思えないし、時間の無駄だからだ。
「では、戦況をお話ししよう」
二人がいるこの場は、真ん中に円卓のある暗い部屋。
作戦会議室のようなものだろうか。円卓の上には、詳細な地理情報が描かれた地図が広げられている。
「まず第一に、この大戦は長年均衡状態を保っていた……はずだった」
ギルベルトの説明。
それはこの大戦の成り立ちと、これまでの経緯だった。
最初は些細な種族間の差別意識による諍い。それが熱を帯び膨れ上がることで、このような二種族全体を巻き込む大戦となってしまったらしい。
そこで魔物たちを率いたのが“魔王”。これは固有名でもなく、世襲制でもなく代々選定された魔物側のリーダーたる冠だ。
その対となるのが人間側の“勇者”。選りすぐりの子供をさらに厳選し、幼少期から対魔物兵器として育て上げるという、一種の育成プログラムである。
“勇者”もまた固有名ではなく、一定の儀礼を通過し戦果を挙げた者たちの総称だという。
よってこの戦争は、基本的に“勇者”率いる勇者軍と、幹部率いる魔王軍が激突するという形だ。
それが長年も続いた結果泥沼となり、戦線が微動だにしない箇所が生まれてしまった。その筆頭が北方戦線である。
「北方戦線は全ての戦線の中央に位置する。つまりは要――ここを押さえるかどうかで他の戦況がひっくり返るほど重要な戦線であった」
「……が、エリオット・レインフェルによって崩壊したと」
ギルベルトは頷いた。
「我が軍最強の防衛隊を配置していたが、それが一瞬にして半壊――当然我々は戦線を維持できず、そのまま敗走した」
「それで勇者軍が北方平原を拠点に、周囲へ波状攻撃を仕掛けたという事か」
「……理解が早くて助かる」
ギルベルトも馬鹿ではない。
北方平原の重要性を理解していたからこそ、最強の軍を配置していたのだ。
だが急遽、得体のしれない規格外の魔導士が現れたという報告を受け、その者の参戦を危惧して、即刻勝負に出たという。
そして結果は惨敗。
桁違いの魔法により魔王軍の戦力はそっくりそのまま半減。
重要拠点をいくつも失い、ほとんどの敗残兵がここ魔都ダーナポリスに集約しているという。
つまり、ここが瀬戸際。最終防衛ラインだ。
「万が一奴が現れれば、この街もひとたまりもない。本隊の侵攻を受ける前に返しの一撃で勇者軍の勢いを何としてでも削ぎたいのだ」
「なるほど理解した……で、そのあとは?」
痛いところを突かれたようで、ギルベルトは押し黙ってしまう。
「その様子だと、完全に行き当たりばったりみたいだな」
「ハハハ……ご名答」
乾いた笑い。
ギルベルトは疲れたように椅子へ座り込んだ。
「私の力を以てしても、奴を止められるかは定かではない。それに、私は今ここを離れるわけにはいかないのだよ……」
ギルベルトが拳を握りしめる。
「現在、魔都は精神的に危機的状況にある。民はいつ襲来するかも分からない勇者軍に怯え、いつどこで騒動が起きてもおかしくない」
「自分が精神的支柱を担っていると?」
「左様……」
「そして、代わりに俺にターゲッ、ゴホンッ、エリオット・レインフェルの相手をしてほしいと」
今度はゆっくり立ち上がり、ギルベルトは深く深く頭を下げた。
どの世界でも、“頭を下げる”という行為は謝意や敬意を表すものなのだろうか。
「無理を承知で言う。頼むドゥー殿。今一度その力を、私の――いや、魔物たちのために使わせてほしい!」
頭を上げる気配はない。
承諾するまで、ずっとこの状態を維持するつもりなのだろう。
ドゥーはギルベルトが場所を変えた理由に、今更ながら納得した。
おそらくは端からこうするつもりだったのだ。
統率者たる者がどこの馬の骨とも分からぬ者に頭を下げる行為が一度見られれば、それだけで大きな士気の低下となるだろう。
だからこそ、人目を極端に避けたこの会議室なのだ。
「頼む!」
「…………」
正直、願ってもない提案だ。
こちらとしてはまたとない好機。
魔王軍が勝手に戦場を用意してくれるのなら、それ以上はない。
だからこそ、慢心せずより詳しい情報で成功率を高める。
「俺に……勝算があると?」
「…………それは……」
赤の他人とはいえ、見ていられないのでドゥーはギルベルトに頭を上げるように言う。
渋々頭を上げたギルベルトは、どこか気まずそうに口を紡いだ。
「正直に言う。私は強い。並の勇者如きであれば人薙ぎで十は獲れる。いかなる戦況でも、私が出れば勝利は確実なものとなろう」
「…………」
「その上で言おう、あれは化け物だ」
ギルベルトの手はわずかに震えていた。
それは恐れでもなく怒りでもない。
得体のしれない何かと遭遇した本能的な震えだ。
「聞く限り、奴は四十万もの命を一瞬で根絶やしにしたという。躊躇も、一片のためらいすらなく、まるで日常作業のように平然と……」
ここまで聞けば否応にも分かる。
情報録通り、間違いなく奴だ。
「考えられるか? 齢16の男児が、蟻を踏み潰すがごとく悉く滅ぼしたのだぞ……?」
「………………」
ギルベルトは顔を手で覆う。
何かを呟いたようで、ドゥーはわずかに聞き取ることができた。
「あぁ……レインフェルよ…………お前は息子の育て方を間違えた…………」
「どういうことだ?」
ドゥーはそこに勢いよく食いついた。
「エリオット・レインフェルの親族と、何か関係があるのか?」
「……言ったところでどうにもならない話だが――」
ギルベルトはふらふらと移動すると、以前から用意されていたであろう瓶から液体をコップに注ぎ、一息に飲み干した。
耳を澄ませば、イヤホン越しにカシュという音と、(おそらくカイの)清々しいほどの喉ごしが聞こえてくる。
人が飲む姿を見ると呑みたくなるというが、もはや隠す気もない様子にドゥーは半笑いになった。
「――エリオット・レインフェルの養父……レーゲンブルク・レインフェルは私の旧友だ。人間界では“大賢者”と呼ばれているそうだが、あのような悪魔を野放しにするとは……賢者も堕ちたものよ……」
「養父……実の親族は?」
「分からぬ。今判明しているのは、大賢者が奴に“常識”というものを伝授し損なったこと。そして当の本人は、その“常識”を受容する感受性が欠けている化け物だという事だけだ」
(まぁ概ね情報録と一致してるな……)
ギルベルト視点ではエリオット・レインフェルは突然変異の規格外のバケモノという認識なのだろう。
だが、RACに所属している以上、ドゥーのターゲットを見る目は少し変わってくる。
その化け物を生み出したのは、決してその大賢者だけの失態ではない。
記憶を保持して転生する以上、すでにエリオット・レインフェル――『工藤・旭』の人格形成は既に成されている。
それでもなおこのような蛮行に及ぶのならば、それはもはや元から巣食っている本人の性質。本人だけの問題だ。
今回もまた酷い転生者だと、ドゥーは心の中でこの世界の住人へ憐みの念を送る。
「だが貴殿は私を圧倒した。もはや戦いにすらなっていない……それほどの実力差が、貴殿と私にはある! だから少なくとも、私より遥かに勝算のある貴殿に賭けたい! どうか! どうか、力を貸してほしい! たの――」
「引き受けよう」
「……そうか、やはりそうだな……我ながらあまりにも身勝手なてい――え”ぇ”ッ!?」
ようやく素が出たな、とドゥーはほくそ笑む。
「その依頼、引き受けると言っている」
ギルベルトはきょとんとした顔で、ドゥーを見つめる。
思考が止まっているようなので、追い打ちをかける形でドゥーは宣告した。
「委細承知した。エリオット・レインフェルは俺が執行する。二言はない」
堂々たる宣言。
ただ化け物の相手をするのではなく、勝つという意思表示。
それはまるで目の前に英雄が降臨したかのような感無量に、ギルベルトの眼を潤ませ始めた。
「そうか……そうかそうか、ありがとう! 恩に着る! ドゥー殿!! 本当にありがとう!!」
がしっとドゥーの両手を掴み、何度も何度も、勢いよく上下に振る。
もはや魔王というメッキは剥がれ落ち、そこには以前の彼であろう、酷く人間的でどこか頼りない勇者の姿があった。
「では、一つ聞きたい」
「あ、ああ。なんでも聞くがいい。武装か? 作戦か? はたまた勇者軍の弱点か?」
やっと手を離してもらい、ドゥーはギルベルトに尋ねた。
正直、この質問に大した意味はない。
任務にはさほど影響のないだろう余談。ただ、個人的に、このギルベルト・アーナスタンという男が気になっただけだ。
「何故、勇者であるはずの貴方が魔王に?」
一度剣を交わしただけの関係。
この任務が終われば、この関係は無に帰す一時的なもの。
だからこそ、彼という存在にドゥーは興味があった。
「…………フッ」
「??」
突拍子もない、何気ないその質問に、ギルベルトは拍子抜けしたように吹き出してしまった。
そして今度は真剣な面持ち――それこそ魔王の顔へ戻り、静かに口を開く。
「世の中、均衡が大切なのだよドゥー殿。何事も、この世界に適した平衡状態があるのだ。私はただ、その均衡を保つためだけの歯車の一つさ」
「……そうか(?)」
「それに――」
最後に、ギルベルトは魔王でも勇者でもない、一人の人間の素顔を見せてくれた。
「――私にとって最も守りたい者たちが、たまたま魔物側に多かった。ただそれだけだよ」
「…………理解した」
初めて、この任務に意義を感じた気がした。
どんな世界にも、目の前の男のような味のある物語を持つ者がいる。
どれだけの理不尽に見舞われようが、己の信念を曲げてでも役目を果たさんとする“勇者”がいる。
最上位存在が、乱雑に力を授けた転生者よりも、こういう人間味あふれる者たちに焦点を当てたら、どんなに良い世界になるだろうか。
β-210-ノード――ケイン・アッキネンを執行したあの世界にも、より救う価値ある者がいたのかもしれない。
執行という介入が、本当の意味でこの世界の救いになるとは到底思えない。ただの誤差でしかなく、歴史は必ず繰り返される。
しかし、今はどうでもいい。目の前の男一人を救えるのならば、今はそれだけで十分だろう。
ドゥーはじっとギルベルトの目を真正面に見つめた。
「では俺も、己の義務を果たすとしよう」
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――報告。
地球時間161730ZJAN25
特殊第六執行部隊、準下級執行官ドゥーの二度の位置情報ラグを確認。
――下級オペレーター、ミラに通達。
執行官側からの座標報告に留意することを推奨する。
――上級監査官カイに通達。
任務中の飲酒は避けることを推――ju&'(UHO{K~=*dLD+L*oOO……おい、カイ! おめぇ、俺の倉庫から缶ビールをパクったろ!! 任務が終わったら一杯奢りやがれ!!
%&(''VんN……一時的なノイズを確認。
情報ログをリロール。
VABO地下六階からのハッキングと判明。
――特級技術官ヘパーに警告。
本件における報告ログへの無許可の介入は、RAC情報管理法に大きく抵触する。
速やかに始末書を提出せよ。
二度目はない。
以上。
【今回の用語まとめ】
■レーゲンブルク・レインフェル
エリオット・レインフェルの養父。
人間界では“大賢者”と呼ばれる人物であり、ギルベルトの旧友でもある。
エリオットに常識を教え損なった人物として、ギルベルトから強い失望を向けられている。
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ここまでお読みいただきありがとうございます('ω')ノ
勇者が愛したのは魔物だった。
魔王の過去、気になりますね…
いよいよ次話、ドゥーはエリオットと対面なるか!?
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※AIの利用について:
・本作ではChatGPTとclaudeを、誤字脱字の確認、前話との整合性確認、アイデア整理、世界観管理の補助として一部使用しています。
・作品本文および物語の主要構成は、すべて作者自身が執筆・最終決定しています。




