第三話 死因なんてろくなもんじゃない
「で、二年ずらすってことは・・・ん?お前さんが死んだ年のことなのか?」
「死んだ年のこと、っていうか・・・その話の最後が・・・おれの死因」
「事故で死んだって言うのは嘘だったのか」
「そりゃね、会っていきなりリンチされて死にました、なんて言ったらヤバイ奴だと思われると思ったし、あれも事故みたいなもんだし」
「はあ・・・むちゃくちゃな人生送ってんなあ」
「まあ、少しずれてるかもな」
「その話はとりあえずいい で、なんであいつらが死んだんだ?なんでここが分かった?」
段々と橋本爺さんの話すスピードが上がっていく。
「それは残念ながらおれにも分からない」
「・・・・・・」
「ただ、あいつの取り巻きが前・・・、死んだときに見た奴等とは変わってた っていうか全然知らない奴等だった」
「・・・つまり・・・仲間は死んでからまた見つけたってことになるのか?」
「・・・まあ、そうだね」
正直言うとそこまで考えてなかった。そうかそこ考えるの忘れてたな。適当相づち万歳。
「だとしたらここに居るってことが分かった理由が分からないな・・・」
分かった理由が分からない、面白い響きだ。
「う~ん・・・」
あ、そうだ、思いついた。調べる方法。
「なあ、橋本爺さん」
「なんだ?」
「あいつらの死体ってある?持ち物だけでもいいけど」
調べる方法は分かった。あれを死体と呼ぶのかが分からない。




