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絵本の中からこんにちは!?  作者: 鳥遠かめ
絵本の中からこんにちは!?
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0.おねえさん

 ぼくは町下カケル。小学4年生。

 カケルは「翔」と書いてカケル。よくショウって言い間違えられて、メンドくさい。

 

 ところでぼくは今、学校生活最大のピンチに立たされている。

 小学生の間で流行っている“海ブツモンスター”という携帯ゲームソフトがある。

 つい昨日、その最新バージョンの“海ブツモンスター2.5 タコ&イカ”が発売したんだ。

 海モンシリーズは1、2と予約して買った。でも、2.5はダメだって。

 お母さんが買ってくれなかったんだ。「3ならまだしも、2.5はダメ」だって。

 確かに2.5は2のストーリーと同じで、“ついかようそ”が増えただけのソフトだ。でも問題はそこじゃない。

 問題は「ぼく以外のクラスのほとんどの連中が買ってる」ってトコロだ。

 これからしばらくの間は学校は海モン2.5の話題で持ちきりになってしまうだろう。

 2からは「女の子の主人公」も選べるように追加されて、女子でも新しく始めたヤツがでてきてしまった。

 ほとんどの男子どころか、女子もやってるのに? ぼくはナシ?


 これからどうやって学校で過ごせばいいんだ!?


 そんなわけで、ぼくはありったけのお小遣いを握りしめて、近くの本屋に来ていた。

 一秒でも早く、海モンを手に入れなければいけないから、下校も、本屋への道もダッシュで来た。

 もう夏も終わりだって言うのに、シャツは汗でベトベト。本屋はエアコンのお陰で天国だ。


 でも、ぼくはバカだ。そう思ったら、エアコンが妙に冷たい気がする。


 なぜなら、ぼくが持っているお小遣いはたったの931円だからだ。最新のゲームが買えるようなお金じゃない。

 でも、もしかしたら、何かの間違いで買えるかもしれない。例えば、海モン2を持ってる人は安く買えるとか……。

 そんなわけないって分かってるのに、ぼくはカバンを持って来ていた。中にはゲーム機とサイフだけが入っている。

 

 ドキドキする胸をエアコンで冷やして、本屋のゲーム売り場に入る。

 海モンが売っているのは新発売の人気ゲームランキングの棚だ。絶対にそうだ。

 新作ゲームランキング1位、2位。

 海ブツモンスター2.5 タコ (5378円税抜き)

 海ブツモンスター2.5 イカ(5378円税抜き)


 ……ほらね。エアコンの寒さが目にくる。

 ここの本屋は「クソ」だ。普通は新発売でも、もうちょっと安い。4980円とかでしょ。

 中古の方にはまだ並んでいない。

 もっとも、中古じゃ初回限定特典モンスターの“たこやきにわとり”をゲットできるコードは使われて無くなってるだろうから、意味がない。


 ぼくは棚の前でわざと大きな溜め息を吐いてやって、ゲーム売り場をうろつき始めた。

 何とかして海モンが買えないか。例えば、今持っている要らないゲームを売るとか。

 でも、勝手にゲームを売ろうとすると家に電話をされる。お母さんは絶対に怒る。

 電話が掛かってきたらお母さんもダメとは言えないかもしれない。

 海モンさえ手に入れてしまえばこっちのものだけど、あとが怖い。


 それでもぼくは、壁に貼ってある中古買い取りのリストの前に来た。半分目をつぶったままで。

 リストの前で、目を開こうとする力と、閉じようとする力を戦わせる。開こうとするほうが勝つけど、ぼく自身は負けだ。

 一番マシなやつでも1000円。それ以外はリストに載ってすらいない。

 もしも、お手伝いとかでお小遣いを追加で貰えたとしても、5378円には程遠い。間に合わない。

 どころか3が出る時に貯まってしまって、自分のお金があるからって3が買ってもらえないかもしれない。


 ……。


 海モン2.5を買うことは諦める。でも、このまま引き下がるわけにはいかない。明日からの学校生活が懸かっているんだ。


 ……念のために言っておくけど、ぼくは盗みをするほどバカじゃない。

 隣のクラスの子(彼の「めいよ」の為に名前は伏せておいてやる)が、ゲーム屋で万引きをして捕まったってウワサはみんな知っている。

 あいつが遊びに来るとモノが無くなるってみんな言う。そんな風に言われるようになったら、もう死んだも同じだ。

 だいたい、ゲーム屋の棚に置いてある箱には中身が入ってないんだ。ただの捕まり損だよ。


 ぼくは安売りのワゴンに来た。ここなら、新品でもバカみたいに安くゲームが買える。

 間違ってここに海モンがあったら良いな。……なんてバカなことは考えてない。


 今日は木曜日で、明日は金曜日だ。

 つまり、明日さえなんとかできれば、土曜、日曜と学校は休みで、月曜になれば何か変わっているかもしれない。

 早くも海モンが飽きられてるとか、あるいは別の新しいものが流行ってるとか。


 ワゴンの中のゲームを漁ってみる。


 イケメンたちが車で旅をするゲーム。980円。これはトモキのお兄ちゃんが欲しがっていたやつだ。

 ぼくはこれを遊ぶゲーム本体を持っていないので意味ナシ。どうせお金足りないんだケド。


 こっちは箱に女の子のキャラクターがいっぱい書いてあるゲーム。480円。……女子向けではない気がする。

 女子向けのゲームはクソゲーばっかりだ。

 どちらにしろ、こんなものを買ったのがバレたら、海モンとか関係無しにぼくの学校生活が終わってしまう。

 箱に触った手を服で拭く。「うぇーっ」て顔をしながら。

 あとは、毎年新しい奴がでるサッカーとかレースのゲームの「去年のやつ」ばかりだ。

 ぼくのお小遣いでも買えるような値段のもある。でも、新品なのに新しくない。

 買わないけど、こういうゲームは細かい操作がよく分からないものの、仲のいいヤツとやったら楽しい。


 ぼくは役立たずのワゴンを後にして、本の売り場に来た。

 ちょっとでも流行りに乗れそうな物とか、海モン2.5に関係のある物が無いか探す。


 海モンの漫画。これはぼくでも一冊は買える。でも、お母さんが漫画は嫌がるから、全部揃えるのはとても無理だ。

 それに最新刊は友達の家で読ませてもらったし、最新刊が出たのが結構前だから、そろそろ次のが出てしまう。

 すぐに新しくなくなってしまう。

 ちょっと貯金すれば次のも買えるかもしれないけど、もしかしたらそこから先も、ずっと追いかけ続けなければいけなくなるかもしれない。


 海モンの絵本。絵本なんてあるんだ。しかも、限定キャラの“たこやきにわとり”が出てくる話だ。

 意外な発見に、ぼくは立ち読みですぐに全部読んでしまった。

 中身は全く子供向けだから、買うわけがないけど、一応裏返して値段を見てみる。1600円!?

 なんでこんなに高いんだ。内容的にはテレビアニメの一回分くらいしかないのに。

 こんなに高いと3冊と……ちょっとでゲームソフト自体が買えてしまう。なんで学校でもないのに割り算なんてしないといけないんだ!

 今学校で「割り算のひっ算」を習ってるところだから、学校で嫌でもやるのに。

 絵本は全然買う気が無かったのに、これだけ高いものを見せられると、ぼくがここに来たことを「無駄」ってバカにされてる気がした。


 意味ナシ! この931円も! 無意味!


 いっそのこと、ハンバーガーでも食べてお金を全部使ってしまおうか。

 ぼくはふてくされながら本屋を出た。


 ハンバーガーショップは本屋の隣にある。まだ決めてなかったけど、ぼくの足はそっちの方に向いた。


 建物のあいだを通り抜けようとした時。……奥で何か音がした!


 野良猫かな? そう思って、足を止めて奥を覗く。

 ぼくの心臓が凍り付いた。


 ……人が居る。

 まだこんなに暑いというのに、ジーパンにジャンパーまで着て、サングラスと野球帽を被っている。

 あやしい。あやしすぎる。


「あらやだ。見つかっちゃったねえ」


 声からして女の人で、お母さんよりは若そうだ。多分。


「ねえねえ、ボク。面白い物、買わない?」

 女の人が手招きをする。


「面白い物って、なに? おばさん」

 ぼくは聞き返した。

 わざと「おばさん」って言ってやった。こんな気分の時に話しかける方が悪い。そもそも、この人が男だったら「じあん」だよ。


「酷いよお! わたしゃおばさんって歳じゃないよお! おねえさんだよ! おねえさん! しくしく! “あやいし まほ”って素敵な名前もあるのに!」

 「おねえさん」は泣き真似をした。


「面白いものって、なに? おねえさん」

 ぼくは口調を強くして、もう一度聞いた。


「そんな、つっけんどん(・・・・・・)にしなくてもいいじゃないのさ! ボク、ゲームコーナーで物欲しそうにしてたでしょ?」

 ぼくはドキリとした。何も悪いことはしてないのに、悪事がバレてしまったみたいに。


「だから何?」

「海モン2.5が買えなかったんでしょう?」

「見てただろ!」

 ぼくは警戒した。


「だからそんな、つんけんしないの! おねえさんが、海モン2.5よりも凄い物を売ってあげようって話だよ!」

 そう言うとおねえさんはジャンパーの中から箱を取り出した。

 何も書いてない、まっしろな箱だ。ランドセルにふたつ入らないくらいには大きい。


「これはね、きみの“いまじねーしょん”次第で、今流行りの“ばーちゃるりありてぃー”よりも凄いことになるアイテムだよ!」

「“VR”できる本体持ってないし」

「だから、ゲームソフトじゃないよ! もっと凄いものなんだよう!」

「絵本とかだったら、承知しないから」


「え? えええええ絵本!? だからもっと凄いものなんだよう! 新しい! キミだけのアイテムだよ!」

 おねえさんの売り文句は“ようりょうをえない”けど、“新しいキミだけのアイテム”というところがピンと来た。


「……いくら?」

「え、えっと……いくら持ってる? ぼく、あんまりお金持ちには見えないね……」

「931円」

「わお! なんとこれも931円なんだよ! おねえさんの力作を931円ぽっきりで買えるなんて、きみはラッキーだよお!」

 おねえさんは重そうな箱をぶんぶんと振った。振って大丈夫なものなのだろうか。


「じゃあ、買う」

 ぼくはサイフの小銭入れからお金を全部出すと、おねえさんに渡した。


「まいどあり♪」

 おねえさんはぼくに箱を渡した。予想してたとおり、ずっしりと重たい感覚が両手に伝わる。


 ……? どこかで持ったことのある感じだ。


「それじゃ、しっかりやるんだよ!」

 おねえさんはそう言うと、逃げ出すドロボウみたいな動きで建物のあいだを出て、ハンバーガーショップへ入って行った。


 ぼくは重い箱をカバンに押し込むと、家に帰ることにした。

 箱の中身は一体なんだろう。

 ゲームソフトじゃないとは言っていたけど、どうしてもゲーム関係しか想像ができない。

 振っても音がしない所を見ると、中身は詰まってる。

 「本」のセンが強いと思う。買ったのも本屋の隣だし。

 漫画やゲームブックではこんなに分厚い物は見たことが無いし、あるとしたら辞書とか百科事て……。


 ぼくは走り出した。騙されたんじゃないか? 早く帰って箱を開けて確かめないと。

 本当はその場で確かめて、ハンバーガーショップに駆け込むという手もあったけど、今日は散々だったのに、その上騙されたなんて考えたくなかった。

 騙されたわけじゃなくて、単純に中身が気になるからダッシュしてるんだ。


 靴を脱ぎ捨て、家に上がる。お父さんはまだ帰ってないから、鍵は閉めなくてもいい。

 手洗いもうがいもぶっちぎって、ぼくは自分の部屋に帰る。

 カバンを下ろして、ファスナーを開ける。でっかい箱だ。


 国語の辞書よりでかいし、国語の辞書より重い。

 百科事典は持ってないけど、百科事典よりでかいし、百科事典より重い。……きっと。


 確かめるのが怖い。ぼくの友達で、サンタさんからのプレゼントが百科事典のセットだった子が居る。

 ぼくはもうサンタクロースは疑ってるけど、その子が百科事典を貰ったときは3年生で、そのとき流行っていたゲームやおもちゃを欲しがっていたのに持っていなかったから、すごく悔しかっただろうなと思う。


 箱には開け口が無い。代わりに、サイドに大きく穴が開いている。

 穴が開いているというか、箱の横の壁の部分が無いってことだ。つまりは辞書のケースと同じ!

 箱を立てて、中身の重みで中身を出す。


 ……やっぱり中身は本だった。本屋のちょっと良い匂いが漂う。


 ぼくは息をのんだ。騙されたからじゃない。中を見るのが怖いからじゃない。


 “こういう本”には見覚えがあった。


 綺麗な革張りの表紙に、金ぴかの模様の縁取り。

 表紙と背表紙には見たことも無い文字で、でっかくタイトルが打ってある。

 手触りもざらついていて、文字の部分もでこぼこしてる。

 ……これは、ゲームにでてくる「まどうしょ」にそっくりだ。


 図書館で似たような本を見かけたことがあるけど、あれは日本語だった。日本語はあまり格好良くない。

 ところで、ああいう本がいっぱい並んでいる棚で、誰かが本を読んだり借りようとしているところを見たことが無い。

 いったい誰が読むんだろう?


 さて、表紙はたっぷり堪能した。ぼくは本が気に入り始めていた。

 でも、問題は中身だ。表紙が全く知らない言葉なんだ。

 アルファベットですらない。きっと中身も知らない文字がびっしり詰まっているだろう。

 ひとつだけ希望することがあるとしたら、挿絵がかっこいい物であること位だ。挿絵があるとすれば、だけど。


 息を吐き、汗をぬぐう。ぼくは「まんをじして」表紙を開く。

 まずは最初の、本の中のほうにあるタイトル部分だ。真っ白でぴかぴかのページに、表紙と同じ文字が書いてある。

 こういう新しい本の紙の横で指が切れたりするけど、この本にはその心配が要らなかった。

 妙に分厚いんだ。まるで幼稚園にもまだいかないような子供向けの絵本みたいに。


 ページをめくる。


「おいおい!」


 ぼくは思わず声をあげた。喉が渇いていて、がらがらとした音が鳴る。

 あんまりだ。なんと1ページ目は絵だけ。


 お城の広間の絵だ。そこには椅子の前で指を指して偉そうにしている女の人。お姫様かお妃様だろうか。女王様かもしれない。

 指をさされてかしこまっているのは、男の人。絵柄的にみすぼらしい子供みたいに見える。召使いだろうか。

 これが白黒で、アニメとか漫画とは全然違う「しぶい」絵柄で書かれていたのならまだ良かった。

 カラーで、しかも混ぜてない絵具みたいな色で描かれている。ぼくが暇つぶしにパソコンで描いた絵みたいだ。

 でも細かく描かれてて……うーん。上手いんだか下手なのか分からない。


 とりあえず分厚いページをめくってみる。


「え?」


 ぼくはまた声をあげた。


 白紙。


 その次も白紙。


 まさか!


 ぼくのまさかは直ぐに打ち破られた。次はちゃんと絵が描いてある。

 女の人がひとりで怒ってる絵だ。怒った顔が描けないのか、漫画みたいな怒り顔になってる。

 ぐるぐるのまるの目と三角の口。クラスのちょっと漫画の絵のうまい奴がたまにやる描き方だ。

 その次のページはまた白紙。白紙の多い本だ。もしかしてこれが、「落丁、乱丁」とかいうやつだろうか?


 とにかく、中身のあるページは他に数える程しかなかった。ほとんどが白紙。

 描かれていたのは、「黒い三角の帽子をかぶって木の杖を持ったおばあさん」だとか、「トカゲとドラゴン」だとか……これはトカゲが巨大化してるのだろうか?

 あとは「剣を持ったお姫様」だ。


 文字は書いてないけど、どういうストーリーなのかは大体予想がつく。

 「よくあるやつ」だ。それでも、海モンの映画やゲームのストーリーのほうが、よっぽど感動的だケド。

 最後もいくつか白紙を挟んで、この偉そうな絵本はオシマイ。


 あのおねえさ……おばさ……くそばばあ!

 ぼくの931円を返せ!

 子供を騙すなんて、やっぱり「じあん」じゃないか!


 ぼくは今から本をもってハンバーガーショップに戻ろうかと思った。

 だけど、早くも窓の外がオレンジになっていることに気が付いた。今日は6時間授業だったんだ。


 仕方なく、本を隅から隅まで見直す。やっぱり表紙だけは、ほれぼれするほどカッコイイ。

 ふつう、こういう本は小銭なんかじゃ買えない。

 お父さんが仕事で使うっていう分厚い本ですら、5千円とかするんだ。お母さんが文句を言っていた。

 辞書や専門の本、それに絵本だって高いわけだから、この本も相当な価値が無いとオカシイ。


 値段がすごいことになってるんじゃないかと思い、裏表紙を見る。

 こういう本の裏に書いてるワケがないか。書いてあったらかっこ悪い。

 裏からめくってみても、すぐに白紙だった。値段どころか、会社の名前や、作者の名前すらない。


 ぼくは「ごりっぷく」だ。あのおねえさんの言葉を思い出してみる。


 ――これはね、きみの“いまじねーしょん”次第で、今流行りのばーちゃるりありてぃーよりも凄いことになるアイテムだよ!

 

 「いまじねーしょん」って何だろう?

 ぼくは部屋を出て、お母さんにパソコンを使う許可を貰いに行く。「晩御飯が近いからゲームはしちゃダメよ」と言われた。

 ゲームじゃない。調べもの!


 インターネットブラウザを起動する。


▼検索“イマジネーション”……多分カタカナだろう。

 いろいろなページがずらっと出てくる。検索の仕方を間違えた。言葉の意味を調べないとダメだ。

▼検索“イマジネーション 意味”……これでいい。


 ……イマジネーション 想像、想像力。


 はあ? つまり白紙の部分は自分で想像しろってこと? それにしたって手抜き過ぎる。クソゲー以下。


「変なの検索しちゃダメよ! パソコン壊したら、お父さん泣いちゃうよ!」

 台所から余計な言葉が飛んできた。……泣きたいのはこっちのほうなのに。


 晩御飯が何だったか、思い出せない。とにかくおいしくなかったのは確かだ。ぼくはあのおねえさんにすっかり騙されてしまったんだ。

 「騙されるのも良い勉強さ」。誰かが言っていた言葉を頭で繰り返す。


 その日ぼくが学んだことと言えば、分厚い本はまくらにちょうど良いってことと、本をまくらにするとその夢が見れるって話がウソだって事くらいだ!


 まったく!


***

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