↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/41

個人スキル

 道と言って良いのか分からないような、道をガタゴトと馬車が進んでいく。

 スプリングが効いているのか、馬車内にはそんなに衝撃が来ないのが救いである。


 あれから、半日程が経っただろうか。

 馬車内には、大きな袋が2つと、鎧姿の人(獣人?)が三人追加されている。

 大きな袋には、山羊頭の解体した部位が入っていると鎧姿の一人、レイルが言っていた。

 レイルは、レイリィと姉弟であるらしく、顔立ちが似ている。

 似ていないのは目元だろうか。姉のレイリィがタレ目に対して、レイルはつり目っぽい。

 性格はお調子者で、常に何かしら話している気がする。現に今も、もう一人の鎧姿のバリーと話している。


「だからよー、バリーもそう思うだろ!」

「そうっすね」

 対するバリーは、気だるげに応答している。

 そんな気だるげなのは、容姿にも繋がりがあるのか、目元には隈。猫背気味な様子である。

 所々に白髪混じりの黒髪で、猫耳らしきものが見える。


 二人から視線を外し、横に目をやれば壁際に寄りかかり寝ているガイが見える。

 馬車内では、やることもなかった為、色々と確認を行っていた。


 武器の確認も終わり落ち着いたお陰か、やっと冷静になれたからなのか。要因はわからないが、ふと靴を履いていることに、気づいたのだ。

 ブーツ型の靴になっているようだが、無理なく動かせる。今までの簡易の靴と呼んでいいのか分からないものと比べれば雲泥の差だろう。


 服装は、上下ともに麻では無くなったようだ。素材は不明だが、あのごわごわとした手触りはしない。

 黒の長袖に、黒のズボン。上着には、白のベストの様な物も着ていた。


 恐らくはあの自称神あたまのおかしいおんなが言っていた、服装の追加とやらがこの現状に当たるのだろう。

 となれば、気になるのはステータスの追加だろうか。


 先程見たときは気づかなかったが、『解放済』『未解放』タブの横に『個人』というタブが新たに追加されていた。

 試しにと押してみれば、出てきたのは個人スキルというもの。


『銃・動作Lv5』『銃・操作Lv8』『痛覚耐性Lv2』『殺戮優先』『生存優先』


 言葉的に物騒な物ばかりだった。

 痛覚耐性、生存優先以外はグレーで表示されている。

 個人スキルというならば、名の通り自分自信が持っている力ということなのだろうが、銃を使った記憶はない。

 記憶を無くす前に、銃を使っていたということなのだろうか?

 それにしても、殺戮優先などというあまりにもヤバいスキル名があるのを見ると、まともな人間で無かったのだろう。


 とはいえ、記憶が無いので、正直他人事のような感覚ではある。

 あぁ、他人事といえば、ちよりとセンの二人は大丈夫だろうか。

 草原に立っていたとき、俺の他に誰も居なかったのを考えると、バラバラに飛ばされたとのだとは思う。

 正直センなら一人でも大丈夫そうな気がするが、ちよりの方は心配である。

 王国とやらに居るといいのだが……。


 などと考えていると、外から声が聞こえた。

お読みいただきましてありがとうございます。

次回話もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。