発見文書 No.067-a
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発見文書 No.067-a
種別:新聞記事・週刊誌記事
日付:2025年10月〜11月
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【埼玉新聞 2025年10月3日 地域面】
奥武蔵市・旧施設跡地で出版関係者が相次いで失踪「呪われた原稿」との関連を捜査
奥武蔵市祢古沢町の旧養護施設「ひだまりの家」跡地周辺で、都内の出版関係者2名が相次いで行方不明になっていることが、埼玉県警への取材で明らかになった。
失踪した2名はいずれも、同施設跡地で発見された1987年当時の記録文書「祢古小学校 夏休み日記」の出版に携わっていた人物。
県警は単純失踪として捜索を継続している。
地元住民からは以前より、同跡地周辺における不可解な証言が散発している。「夏になると蝉の声が止まない」「風もないのに風鈴の音がする」「解体したはずの壁が毎年8月に戻っている」など。ただしいずれも複数名による同時確認には至っていない。
出版社のコメント:「引き続き捜索に協力しています。発刊予定の書籍については予定通り進める方向です」
(社会部・石川)
※編集部注:取材後に確認したところ、この記事を執筆した「石川」という記者は当社に在籍していない。原稿は社内システムに正規のルートで入稿されており、誰が提出したかのログも「石川」となっている。人事部に該当者なし。記事の内容は事実確認済みのため、掲載を取り消す理由はないと判断し、そのまま掲載した。
【週刊奇譚 2025年11月号 抜粋】
【特集:消えた編集者たちの「呪われた原稿」】
今年秋、出版界でひそかに広がる噂がある。埼玉県奥武蔵市で発見された昭和62年の小学校日記を出版しようとした編集者が相次いで失踪しているというのだ。
本誌が確認した情報によれば、すでに担当者は複数名が消息不明。
関係者の一人(出版社の同僚・中田、仮名)はこう証言する。
「浅川は最後の一か月、ほとんど他の仕事をしていなかった。前はビーガンレシピの本もやっていたのに、それが終わったら、永遠の八月の作業しかしなくなった。ランチに誘っても断られた。LINEの返信も来なくなった。でも会社にはいたんです。毎日来てた。ただ、顔が——思い出せない。毎日見てたはずなのに。声は覚えてる。でも顔が出てこない」
オカルト研究家の□□氏はこう分析する。
「記録媒体に怪異が宿るという事例は過去にも存在します。読む行為そのものが、何らかの作用を引き起こしている可能性は否定できません。特にこの件では、1987年の日記、2000年の取材記録、そして2025年の編集記録と、三世代にわたって記録者が取り込まれている。記録の連鎖が引力になっているのかもしれません」
本誌は同書籍の入手を試みた。出版社のウェブサイトを確認すると、書籍情報のページは存在していた。ただし、タイトル・著者名・担当編集者名がすべて空白。
価格の欄にのみ数字が入っていた。
「¥3,33」
価格の形式としてあり得ない数字だった。




