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発見文書 No.066

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発見文書 No.066

種別:編集者注記

記録者:鏑木(引き継ぎ担当)

日付:2025年10月


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本書の編集を、浅川静に代わり担当することになりました鏑木です。


浅川の失踪後、本書の入稿データを引き継ぎ、出版に向けた最終作業を行いました。


作業にあたり、いくつかの点をご報告します。


一、入稿データに赤字で印刷される文字列が複数箇所に存在していました。浅川がいつ入力したのかデータの変更履歴で確認しましたが、記録がありませんでした。最初から入稿データに含まれていたことになっています。削除した翌日には元に戻っていました。3回試みた後、そのまま掲載することにしました。


二、私が校正作業を行っていると、自分では入れていない赤字が時々加わっていました。内容はすべて《ここは残してください》または「よく読んでいますね」でした。指示に従うことにしました。


三、私自身について。


この注記を書き始めて三週間が経ちました。


最近、夢を見ます。教室の夢です。先生が「よく来ましたね」と言います。


浅川も同じ夢を見ていたと、日誌に書いてありました。


今のところ、問題なく作業できています。


今のところ。


四、一つだけ追記します。


校正作業中に、ゲラに書かれていない頁が現れることが二度ありました。入稿データにはない頁です。開くとそこにあり、閉じて開き直すと消えています。


一度目は白紙でした。二度目は、一行だけ書かれていました。


「つぎのひとへ」


鏑木


【川村による追記】


鏑木は2025年10月末より連絡が取れていません。最後に出社した日、鏑木の机の上に赤いペンが一本置かれていました。インクが乾いていない状態でした。浅川の机にあったものと同一かどうかは確認できていません。


本書の出版については、システムによる自動処理で予定通り進めます。

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