発見文書 No.064-a
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発見文書 No.064-a
種別:社内メール
送信者:代表取締役 川村
日付:2025年9月1日
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From: 代表取締役 川村(○○出版社)
To: 全社員
Date: 2025年9月1日 09:17
Subject: 浅川静の件について
各位
標記の件につきましてご連絡いたします。
編集部の浅川静が、昨夜から連絡が取れていません。
昨日(8月31日)、「永遠の八月」の最終入稿データを送信した後、「施設の跡地を見に行く」という趣旨のメッセージを同僚の中田へ送信していたことが確認されています。
中田によれば、浅川からのメッセージは21時03分に着信しており、「入稿が終わりました。跡地を見てきます。たぶん大丈夫です。次の人によろしくお伝えください」という内容でした。中田は21時08分に「大丈夫って何が?」と返信しましたが、既読はついていません。
本日朝、警察に捜索願を提出しました。
「永遠の八月」の出版については、予定通り進めます。引き継ぎ編集者については改めて連絡します。
浅川の机に残されていたものについて、総務部で確認中です。校正ゲラ、作業用ノート、赤いボールペン1本が確認されていますが、赤いボールペンについては浅川の私物か社用品か判別できていません。なおインクが乾いていない状態です。
心当たりのある方はご連絡ください。
川村
追記(同日 11:42)
中田からの報告。浅川の机の引き出しに鍵がかかっていたため、施設管理に依頼して開錠しました。中は空でした。何も入っていませんでした。
中田は「赤いペンが入っているはずだった」と述べていますが、赤いペンは机の上にあったものと同一と思われます。鍵のかかった引き出しの中にも机の上にもある、というのは矛盾しますが、現時点では机の上のものが正とします。
追記(同日 12:30)
IT部門より報告。浅川の社用PCのアカウント情報を確認したところ、ログイン名が文字化けしていました。正確にはASAKAWA_SHIZUKAであるべきところが、KITAMURA_HIROMIと表示されています。アカウントの変更履歴はありません。作成時からこの名前だったとシステム上は記録されています。
「浅川静」のアカウントは、このPC上に存在した記録がありません。
しかし入稿データの送信履歴は確認できます。KITAMURA_HIROMIのアカウントから送信されたことになっています。
追記(同日 14:53)
浅川の社用PCを確認しました。入稿データの送信履歴:2025年8月31日 18:07。メールの送信履歴を確認したところ、最後に送信されたメールの日時が「2025年8月32日 03:33」と表示されていました。送信先は川村(私)宛。件名なし。
この日時は存在しません。システムエラーと思われますが、IT部門に確認したところ「エラーではなく、サーバー上の記録もその日時になっている」とのこと。
メールの内容は別途掲載します。




