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発見文書 No.040
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発見文書 No.040
種別:夏休み日記(白紙)
担当:白井さとし
日付:昭和62年8月30日
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【発見された「祢古小学校 夏休み日記」原本より】
原稿用紙1枚目(白紙)
原稿用紙2枚目(白紙)
原稿用紙3枚目(白紙)
原稿用紙4枚目(白紙)
原稿用紙5枚目(追加。白紙。ただし、中央よりやや下に「。」が一つある)
。
担任教師の赤ペンコメント:
(コメントなし)
【浅川静・編集注】
白井さとしの原稿用紙は5枚あった。通常の作文の枚数より一枚多い。
5枚目の「。」について。
句点だけがある。文章の終止符だけがある。
文章がなく、終わりだけがある。
あるいは——文章はあったのかもしれない。書かれたのかもしれない。でもすべてが消えて、「。」だけが残ったのかもしれない。
黒田達也は名前を残した。内田えまは引っ掻き線を残した。白井さとしは句点を残した。
三人三様の「最後に残ったもの」。名前。痕跡。終止符。
この三篇を並べて読んだとき、私は長い間、ページをめくれなかった。
次のページ——北村ひろみの日記——を開くのに、時間がかかった。




