紛争地帯
アフリカの砂漠地帯を、1台のピックアップトラックが駆け抜ける。荷台にはツインガトリング砲が1基設置されている。即席戦闘車両、テクニカルとかいうやつだ。
「100年の間に色々変わったとは言え、まさか探索者がテロ組織鎮圧に駆り出されるとはねぇ…」
そんな事を言いながら、私はガトリング砲…残凶に弾丸カートリッジをセットする。右にタングステン、左はウラン。
「テクナ、激戦区まであとどれくらい?」
「5分はある。その辺りから弾の量がエグいぞ」
「此処まで来るのにかなり量増えたのに、これ以上…?」
自動運転AIに残り時間を聞き、そこそこ時間がある事を確認。エリが何か言っているが気にしない。
「武装最終点検!時刻・残凶良し!」
「「「忘却・終末良し!」」」
「「流星・黄昏良し!」」
「「桜花・梅花良し!」」
「「氷華・時雨良し!」」
複数人の声が完全に重なって響く。これについては後述しようと思う。
「現象の調子は…変化無し、良好。このまま突っ込んでも大丈夫そうだね」
「飛ばしますー?」
「んだね、飛ばしちゃおう」
「りょーかいっ!フェノエンジン、リミッター解除!」




