屑
『場所割り出せた。座標送るね』
「ありがと。やっぱりこの辺か」
念の為、マスクを付けて突撃する。
そこに居たのは。
「もうっ………♡いやッ………♡」
「きもちよく♡なんか♡なりたくない♡のに♡」
「あっ、あっ――♡♡♡♡♡」
「―――♡――♡♡」
…精神、尊厳、将来。それらを全て破壊され尽くした、幼女、少女、淑女―――。
「酷い。媚薬色々、葉、コカ、ヘロ、シャブ、バツ…」
『待って1つ聞かせて。碌な検査してないのにどうして分かるの?』
「全部経験済みだから。クスリの味も、生々しい臭いも、無理矢理捩じ込まれた棒の痛みも、味噌弄られる気持ち悪さも、思い出す度に吐きそうになるほど覚えてる」
『………―――』
ミライが私のバイタルチェックをする為に取り付けた装置が精神の不安定と頭痛と吐き気を訴えているから、まぁどんなだったかは多少伝わっていると思う。さて、恐らく扉の向こうに屑共が………
「…あれ?」
『どうしたの?』
「向こうから声がしない…建物の設計的に、屑共が居てもおかしくないのに」
『…別の何かが居るかもしれない。気を付けて』
「あ、いや気を付けなくてもいいかもしれない…寧ろ、全部解決したと言うか、別のちょっと面倒な問題が発生したと言うか…あい、ゆめちゃん、何で居るの?」
『え?』
苦笑しながら、扉を開ける。




