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猫耳少女、或いは、ばけものたちの、日常と非日常。  作者: 猫じゃらし/大鋸屑
17時、飛び出した先の景色。

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閑話:傷痕

「…ばけもの、かぁ」


 自分で言ったその言葉を、ホテルのベッドの中で再び呟く。


「…」


 旧題を知っている古参からはタイトル詐欺かよ、と言われたかもしれないけど。私たちは厳密には怪異ではない。怪異発生、及びホモ・サピエンス以外の人類登場が数十年前。私は、それより前から生きている。


「………っ」


 不意に、嫌な事を思い出す。こないだの事、昔の事。うるさい、うるさい、いやだ、


「………はぁ、はぁ」


 過呼吸気味になりながら、半分無意識的にスマホを握っていた。


プルルルル…


「…くるしい…あい、応答して…たすけて…」


 最初と最後の一言は、言った自覚はなかった。


『くろのす様!?大丈夫ですか?』


 応答したのは、しずだった。何とかなった…


『今すぐあいを起こしてきます。少々お待ち下さい…』

「ぇ…ぃゃ、ぃぃょ…」

『今この状況でどうやって貴女を放置しろと!?』

「あゔっ…ごめ、怒鳴り声…ゃめて…」

『あっ…ごめんなさい…とりあえず、あいに代わります』

『…くろのす、おちついて。ゆっくり、いきをすって、はいて』

「…」

『…だいじょうぶ。わたしがいるよ』

「…」

『…いやなこと、ぜんぶ、はきだして』

「…ぅん」

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