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みんなが僕と彼女の関係性に、下衆な詮索をいれました。

しかし、僕が与えた極最小限の情報だけではどうしようもありません。

そのどれもが真実から遠いものでした。

みんなが嫉妬しているのがわかります。

僕だけが、ミクと同一視された少女の真相を独占しているのです。

ネット上での話題の動きが面白くて仕方ありません。

かつてない高揚感でした。

数知れない多くのファンの中でただ一人、

ボカロ界隈の話題を進行形で席巻する少女のすべてを、

この僕だけが把握しているのです。

神に触れる事ができる、唯一の人間です。


そう、これです。

僕がずっと求めていた征服感。

僕は彼女を、ミクと等しく扱われる存在である彼女を

だれのものでもなく、自分だけのもにする事が叶ったといえます。

みんなが認めようが、認めまいが、その事実を知らしめる事が出来ました。

心が、暖かく満ち足りて行くのがわかります。

身体中を駆け巡る、信じられないくらいの多幸感。

ようやくこの日を迎えることができたのです。

ようやく・・・ようやく・・・ようやく・・・

ようやく・・・ようやく・・・ようやく・・・


ようやく・・・・・・・



・・・そうだ、大切な仕事が残っていました。

自分自身で終わりが肝要だと言ったのに。


この状況を確実に、そして永遠に保つための最後のステップ。

約束の一週間はもうすぐです。

よく大人しくしていてくれました。

そろそろ彼女に会いに行かなくてはなりません

僕と彼女の不安の種を取り除かなくてはなりません。

これが最後です。素直に協力してくれる事を期待します。

僕はあなたの創造に全てを捧げました。

お金や時間は当然の事ながら、

それ以外の計り知る事ができない様々なものだって。

だから、あなたも僕に全てを委ねて下さい。

そうすればあなたも、ずっと輝き続けることができます。

だから、早く彼女に会いに行かなくてはなりません。

この状況を揺るがしかねない危険因子を潰しておくのです。


二人のために。




つづく

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