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まずは、幾つかの制限・・・

コスチュームはミクのものに限る事やイベントでの行動に関わること、

そして一番大切なことがなのが生活感を感じさせないこと!

気安さを感じとられてはいけないのです。

・・・などを課した上で露出を増やし、知名度を上げていく必要があります。

取りあえずそれらの制限を厳守させた上で、イベントというイベントに参加し、

今はとにかく目立ち認知されるようにします。

彼女をみんなに知ってもらわなければなりません。



僕には衣服を作る能力はありませんが、

ボカロファンの多くが魅力的だと思うコスチュームが

どういうものかはだいたい把握しています。

そして、彼女がコスチュームの製作に手慣れているという事も、

人材選定の段階でわかっていたことです。

コスチュームは、そのキャラであるという事がわかる限界のところを保った上で、

肌の露出を高めるようなものをと細かく指示し彼女に製作を頼みました。

そんなコスチュームを纏ってのポーズは、

もちろん、どうしても扇情的なものになってしまいます。

当初彼女はそれをとても嫌がっていました。

若い女の子ですから当たり前のことです。

そもそも彼女は、どちらかと言えば控えめな性格のようでしたから、

そんな娘がコスプレを楽しめるのかという、そもそもの疑問もありました。

しかしどうやらそれは、普段の自分や生活からの

逃避的な意味合いがあるようなのです。

だから、説得にはとても苦労しましたが、

有名になるには多少の我慢は必要であると、

粘り強く言い聞かせて承諾を取り付けました。


「有名」になる。


これは殆どの人間にとって大変魅力的なものです。

特に若い女の子にとっては。そして殊更彼女のような娘にとっては。


一度納得させてしまえば、彼女は渋々ながらも協力的になってくれました。


可愛らしい女の子が、お気に入りの二次元キャラの格好をし、

さらには肌を露わにするという事は、ファンにはたまらないものです。

いや、一般的な男性にとっても非常に魅かれるものがあるでしょう。


数ヶ月の間にいくつかのイベントに参加し、その結果から

「プロデュース」第一歩は上手く運んだと思いました。

イベントを重ねるごとに、彼女を撮影しようとする

所謂「カメラ小僧」の数は増えてゆきました。

彼らの撮影の腕は素晴らしいもので、

どうすれば魅力的に見えるのかをよく把握しています。

(なかには下衆なだけの画像もありますが)

そういった人達が撮影した画像がネット上にアップされると、

その度毎に少しずつ彼女の話題が広がっていきました。

ボカロを扱う各種ブログやコミュニティでも、

彼女への興味がテーマとなることが増えていきました。

徐々に、でも確かに、彼女への関心の高まりを感じさせる、

ファン達が発する「熱気」の度合いが強くなっていきました。


だけど、まだまだ計画は始まったばかりです。

これからが大変です。大仕事なのです。




つづく


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