第四章 第10話「最後の宝具への旅」
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第六の宝具を覚醒させた透真――篠原透真は、仲間の御影詩音と天城零司と共に、最後の第七の宝具を求めて旅立った。
(……七つの宝具、ついに最後の一つ。
ここからが本当の勝負だ)
黒光の鎖が腕で脈動し、フェトラルの意思が透真に力を与える。
第七の宝具の手掛かりは、空中都市に存在する古代遺跡だという。
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都市を抜け、空中都市へ向かう三人。
高度数百メートルの浮遊する建造物群が連なる都市には、影の異能者たちが既に配置され、宝具を狙う罠が張り巡らされていた。
「……ここまで来るとは、さすがだな」
天城が拳を握り、雷光を纏う。
「でも、仲間と一緒なら絶対に大丈夫」
透真は鎖を握り、フェトラルと意思を完全同調させる。
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浮遊都市の入り口で、影の刺客が立ち塞がる。
赤い瞳と触手状の異能を操り、第七の宝具を奪おうと迫る。
「来るな!」
透真は鎖を振り、触手で敵を絡め取り動きを封じる。
天城の雷光が追撃し、詩音の水流が残る敵を分断する。
三者の連携は六つの覚醒宝具の力で格段に強化され、空中都市の戦場でも完璧に機能する。
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戦闘中、透真は心に誓う。
(七つの宝具――仲間と共に全て手に入れる。
この力で、どんな敵でも仲間も守る!)
鎖の渦が敵を絡め取り、雷光と水流が同時に追撃。
敵は次第に劣勢となり、撤退するしかなくなる。
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戦闘後、三人は空中都市の中央遺跡に到着する。
巨大な光の柱が立つ遺跡の中心に、第七の宝具の封印箱が浮かんでいた。
「……これが、最後の宝具か」
詩音が小声でつぶやき、天城も拳を握りしめる。
透真は宝具を胸に握り、黒光の鎖に力を込める。
(七つの宝具――仲間と共に、ここから全てを手に入れる)
無能力者と呼ばれた少年――篠原透真は、仲間と共に最後の宝具への旅を開始したのだった。
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