二話
「何でルイはよくてボク達はダメなんだよー!」
「そうよ!私達だって戦えるよ!」
アーマとサラが僕達に反論する。
アーマは激しく羽をバタバタしている。かーわい♪
僕達の仲間のサラとアーマ。サラは女の子で、アーマは性別不明。
サラは音楽で魔法を使う音楽系、アーマは悪魔系。
今度の敵は強くまだ人数が少ないということで僕らの中で力がある4人で行く事になった。
魔力解除のための僕、魔力が使えなくっても戦えるディ、回復できるナイト、情報収集が早い華僑だ。
華僑は赤髪のマリオネットの人形。武器系。
細いけど凄い力があって、両手剣を片手で振り回してしまうほど。
もちろんアーマやサラが居るともっと楽だけどサラは華僑が連れて行きたくない、アーマは異世界への干渉の魔力と相性が悪いから連れて行けないんだ。
「人数は少ないほうが良いらしい。今度はかなり危ないからだ。分かってくれ」
「だからって!」
あ、サラと華僑だけ二人で喧嘩している。
ちなみに、人選はディとナイトが考えた結果みたい。
……華僑がさらにハグした。ラブラブだなぁ。
「俺は、お前を危険にさらしたくないんだ」
「……わかった」
渋々サラは頷いた。華僑は少し笑ってサラを放した。
と、アーマが二人のところに来て、
「ちょ、サラ!なんでだよ!行こうよ!」
「アーマ、テメェにも仕事はある。此処にいろ」
ディがアーマの首根っこ掴んで言った。
仕事?何だろう。
そう思っているとディはアーマに耳打ちをした。するとアーマは分かったと言った。何だろう本当に。
「あ、じゃあ、出発は明日にして!良い物作るから!ね、アーマ」
「う、うん!」
「まぁ、良いでしょうね」
「じゃあ、明日の朝、私の家に来て!華僑は今日は他の人の家に泊まって。アーマは一緒に来て!」
そう早口でサラが言いそれぞれに分かれた。
僕たち4人は僕の家に向かい明日からの事について話した。
時空のヒビがあるのはずっとずっと北の方。かなり遠いらしく、テレポートは出来ない。時空に亀裂が入ったことでテレポートの着いた先が時空のかなたという事もあるんだ。
歩いて約半年。何事もなく順調にいければの話だけど。
そうして夜は更けて次の日になった。サラの家に向かうともう二人はドアの前に居た。
「はい、プレゼント!」
「ボク達の傑作だよ!」
二人からそれぞれ袋を貰った。開けて見るとボクの袋には藍色のマントとサラに直してもらっていた帽子。そして、新しい藍色の服だった。ディは肌色のポッケがいっぱい付いている旅用の服。ナイトには小さめの魔力増幅用の杖と薄い手袋。華僑には新しい服…和服かな?と長刀。
「これは……?」
「僕らが一晩かけて作ったやつ!防御力もあるから旅するにはいいでしょ?」
「ありがとう!」
僕たちは早速着替えて(ボクは家の中で)きた。
帽子は新しくなり、服は藍色で前とそんなに変わらないけど軽くなった。ディは旅しています!って感じになった。ナイトはこの間服を変えた。腰にはさっき貰った杖。そして華僑は着物の前を大きく開けて腰あたりには長刀が差してあった。
「死なないでね」
「もちろん!」
「「行ってらっしゃい!」」
こうして僕たちは冒険に出た――




