絵だけのページは続く
しかし、絵だけのページはまだまだ続いた。
作中では先程までスポットライトが当てられていた2人の紹介イラストだ。
絵のクオリティは向上しているように見えるが、それ以外はキャラクターの名前しか書かれていない。
この後のページには、小説の続きが書かれていた。
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縛り付けられていた縄を剣で斬ったドウウウは、少女を右肩に担いで出口に向かって進んでいく。
そして、迷路のあった場所ではまたしても敵が増殖していた。
しかし、それらは少女の姿を見ると、道を開けた。
「どういう事よ……?」
「王か何かと勘違いしてるのかな?」
そして、出口。
大きめの傾斜がある。
「やっかいだな……」
だが、ドウコウは何事も無かったかのように登っていく。
「……行こう?」
こうして、ドウコウ達はカキクケンコ壁穴洞窟から脱出した。
その際、トカスルナは目を覚まし、こう言った。
「ありがとうございました」
少女はこのあと、親友であるニカナルスのもとへと向かって行った。
二人とも、再会した事に喜んでいた。
「これで一件落着、でしね」
「そうだな。 次はあの騎士だ」
ドウコウはそう言って、タラタラに関する情報を集めようと市街地へ。




