昔馴染みから悩める君へ。
こちらは、ヴィーザル編。
時代的には、こちらの方が先になりますね(汗)
ここは人知れぬ島。地図に載らぬ島。
古の神族である【彼】の仲間のみぞ知る秘密の島である。
その島の森の奥深くにある、白亜の神殿…
蔦の絡むイオニア式とも言える神殿に【彼】はいる。
彼…この島の大部分を占める大森林【ヴィージ】の主、ヴィーザルである。
神殿の一室…を窓以外に純和室にして畳の上に座椅子…通称ゆらゆら君を置いてぐで~と135度ぐらいにもたれ座りながら、バスケットボールを回すようにうっすら光るバレーボールぐらいの球を回しながら憂鬱としていた。
……彼は日本大好き神なのだ。
だから日本生まれの神でもないのに純和室なんていう施設を造ってしまったのだ。
あの大戦が終わり、見守り神になってから生まれた文明の中で一番好きな文明だそうな。
「明らかに減りましたね…。」
(文明が栄える分にはいいのですが…。『地球の肺』呼ばれるのだから自重してほしいものだ。)
ヴィーザルは、どうやら光球の緑色の部分を言っているようだ。
(植林とかしてくれるのはいいが、木材になるやつだけじゃなくて木の実を落とすのも植林してるのか?森には植物だけじゃなく動物の住処でもあるのだぞ?)
等と思考を巡らせながら、ゆらゆら君の上で眉間の皺をますます深くさせつつ悶えてると
『『『ヴィーザルさまぁ~。冷えた麦茶と果物お持ちいたしました~。』』』
と、3頭身の緑色の妖精が着るような服を着た子?達が入ってくる。
「あぁ、木霊子達、ありがとう。」
普段、無表情かしかめっ面しかしないヴィーザルが微笑むと木霊子達はエヘヘッ♪とはにかんだ。
ぐで~してた体を起こし、光球を消すとン~と手をを上に組み背筋を伸ばすとちゃぶ台を召還すと木霊子と呼ばれた生き物が持ってきたものを置いて上機嫌で去ってく。
今は、残暑な季節で食べてひんやり満足気にお茶を飲みながらゆったりしてると、ブンッ!と音がして空中にシステム画面が開く。
どうやらテレビ電話のようだ。
送信者を見て無言で電話を切る。
またかかってくる。
…を、七度ぐらい繰り返しても相手からかかってきたので溜め息混じりで通話を押す。
すると金色の髪で黄色い瞳の色をしたのがドアップで映る。
『ちょっと!何度も電話切るって酷くない?!』
「…用件を簡潔にどうぞ。」
半眼になりながら金髪の言い分を得意のスルースキルであっさり無視し、先を促す。
『もぉ!このイケズっ!』
「………。」
(男性に頬膨らまされても嬉しくないのですが…)
半眼&無言コンボで見つめてると相手の方がふぅとため息をつき、諦めたようで少し画面から引き首まで映るくらいになると真剣な表情で
『解ったわ。簡潔にいいましょう。そろそろあなたも木霊衆に見守り役譲ってこっちにこない?』
読んで下さってありがとうございます。




