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胸を張って言うとなると云々(うんぬん)とかいう話は別として、一般人である俺としては、衝撃である。
3000万ネカ。
ゲイナーが口にした言葉である。
ネカというのは、この異世界のお金すなわち通貨の単位である。
俺のいた世界の1円がだいたいこの異世界の1ネカに相当するということは、わかっている。
おわかりだろう。
だから、だ。
3000万ネカというのは、3000万円くらいの価値ということなのだ。
(……うむ)
心中乾いたうめきをあげていた。
3000万円である。
俺のような元学生の身分からすれば、大金そのものである。
10万円の札束なら見たことはある。
率直に言って、大金だ。
見た時に、
「うおおおおおおおおおおおおおおっ!」
と、声が出るほどのインパクトはあった。
なにかの黙示録よろしく、
「うおおおおおおおおおおおおおおっ!」
と、ブーメランを投げてしまいたくなるくらいのインパクトがあったのだ。





