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7-503

 俺は、ラテュレとの会話を思い出していた。







「もっとも、覚醒することなく幼獣のままであれば、その大部分はなんら普通の獣と変わることはないとされているわ。それどころか、金の卵かしらね」


「……それは、どういう意味だ?」


「覚醒していない聖獣は、普通の幼獣と変わることはない」


「……」


「言わば、普通の子犬や子猫のようなもの、危険はない」


「……」


「そんな聖獣に内在する膨大な魔力を無尽蔵に抽出できる」


「……」


「もし、クエストの依頼主のゲイナーがこの子猫の本質を知っていたのだとしたら……きな臭い話になってくるのかもしれないわ」


「おい……」


「抽出した魔力は、例えばそう、魔石や武器防具にでも付与すれば、かなりの商品価値があるでしょうね」


「なにを言って……」


「あの子猫の首輪、見た目は他の二匹のものと変わらないけれども、別の魔法が(ほどこ)されているわ」


「え……?」


「身体の自由を奪いそのものの精神と魔力を搾取する魔法……"隷属搾取(スレイブス・エクスプロイト)"よ」


「……」


「普通にかわいがっている子猫にそんなもの、()らないでしょう?」







 そのようなラテュレとの会話だった。


 しかし、どうやら、ゲイナーは、詳しく知っているわけではなさそうである。

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