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ふっと肩をすくめたラテュレは、
「ま。これだけ長く生きてるとね、いろいろわかってくるものよ」
などと、言う。
それも、しみじみな調子で言うものである。
それこそ、番茶をすすりながらのような調子である。
なので、俺としては、
「……その系統の台詞はお前にはまだ早いと思うぞ」
と、応じた。
かすかにツッコむに留めておいた次第である。
「そ?」
ラテュレは、小首をかしげた。
「多分な」
ラテュレにはそうは言ったものの、俺としても、ラテュレと同じ意見だった。
俺は、
(まず……)
と、ちらとゲイナーをみた。
この期に及んで、ゲイナーが嘘を言うとも思えない。
パリーピの牽制も効いている。
ことここに至っては、嘘を言うこと自体、ゲイナーにとってはリスクのある行為になる。
だから、ゲイナーの言っていることは、本当なのだろう。





