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所有している土地や建物を、幅広く居住用や商業用に賃貸しているらしい。
いわゆる不動産収入のある資産家である。
そんな人物像だ。
これだけのことはわかっている。
逆に言えば、だ。
これだけのことしかわかっていない。
わかっていないが、わかっている情報だけで客観的に捉えた場合、ゲイナーは有力な地主の資産家、そういう見方になる。
ありていに言ってしまえば、だ、
普通、一般人、そういうカテゴリーに属するのではないだろうか。
冒険者や魔法使いなどではないのだ。
冒険者や魔法使いであれば、聖獣とか魔力云々(まりょくうんぬん)のことに関係する知識などについてもそれなりに通じているかもしれない。
それは、なんとなく理解できる。
餅は餅屋理論である。
餅は餅屋、意外と使われる場面は多いことわざだ。
この言葉は、餅は餅屋のついたものがいちばんうまい、転じてその道のことはやはり専門家が一番であるというたとえである。
物事は、それぞれの分野の専門家に任せるのが良いという意味のことわざなのだ。
聖獣とか魔力とかそういうことは、専門的な話である。
なので、その道の専門家と言えなくもない冒険者とか魔法使いとかが詳しいのではないか。
聖獣と聞けば、魔獣とか魔物とかモンスターとか、そういう言葉が連想される。
それに詳しいのは、おそらく冒険者だ。





