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そこから紆余曲折があった。
いろいろあった。
そして、俺自身その原因に少なくない関わりがあるのだが、聖獣としての覚醒があって、今の少女の姿になっている。
(考えるべきは……)
逡巡を巡らせざるをえなかった。
考えてしまう。
ゲイナーは、どこまで知っているのか。
どこまで知っていたのか。
サードがどういう存在なのか知っていたのか。
首輪が普通の首輪ではないということ、どういう代物なのか知っていたのか。
そもそもどういう経緯があったのか。
あまりに漠然としていてかつ範囲の広い疑問である。
これらの答えとか状況いかんによって、こちらの出方も変えていく必要もあるだろう。
なんだかアドリブを強制されているような状況である。
これは、ややもすれば五里霧中の様相すらある。
(……)
ゲイナーは何も知らなくてただいなくなった子猫を探していた。
そういう可能性もある。
ゲイナーは、この迷い猫探しのクエストの依頼人だ。
有力な地主の一人らしい。





