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 マーシャルは、さっと天井を仰ぎ見るようにして、


「その『出れらぁ!』現象を社会学的な切り口から探っていった論文『出れらぁガールズの編んだ意欲』を新しく再考した論文が、『新出れらぁガールズの編んだ意欲』です」


 結構熱の入っている口調である。


 なにかのドキュメンタリーのような語り口だ。


 俺は、かろうじて、


「そうなんですね」


 と、頷くのがやっとである。


 マーシャルは、ざっと俺のほうに視線を下ろしてから、


「大変アカデミックな内容が高く評価されました」


 なかなか熱の入っている口調である。


 なにかの記者会見のような語り口だ。


 俺は、かろうじて、


「そうなんですね……」


 と、頷くのがやっとである。


 そうなのかと頷いてみた。


 みたものの、なにがそうなのか。


 これがわからない。


 わけがわかるようでわけがわからないような内容である。


 いみふみこ状態であると言っても過言ではない。


 そのような状態だった。

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