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「つまり、その首輪に込められた魔力にリンクさせた特別製というわけだ」
本当である。
このL字棒が首輪に込められた微弱な魔力を感知してその所在を示してくれるのは、本当だ。
サードは自身の首輪に手を当てていた。
俺は、声音を低くしながら、
「並みの武器じゃないんだよ」
と、言った。
無論、フェイクである。
勿論、嘘である。
レッドで真っ赤なフェイクで嘘である。
武器でもない。
実際は、ロッド・ダウジングのL字棒である。
俺は、一瞬ためを作った後に、
「このビルドストライクレールランチャーカノンは、お前を確実にしとめるための特別製」
と、続けた。
無論、フェイクである。
勿論、嘘である。
レッドで真っ赤なフェイクで嘘である。
このロッド・ダウジングのL字棒なのだ。
実際は、そのような性能も威力もない。





