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そのような重厚感はない。
むしろその逆である。
妙な素直さだ。
無垢、純粋、そんなニュアンスさえこれありなのだ。
華奢な見た目だ。
薄緑のミディアムショートの髪の少女だ。
ありていに言って、美少女だ。
服装と相まって、こんな場所でなければ、ぱっと見、普通の学生の美少女である。
そして、聖獣云々(せいじゅううんぬん)の話のフィルターがなければ、普通の学生の美少女にしかみえない。
(……)
俺は、心中そんなことを考えながら、
「わかっているんだろう?」
と、サードに問いかけるように言った。
再びロッドをガンカタのようにかしゃんと構えた俺は、
「このビルドストライクレールランチャーカノンは、お前のその首輪に反応した」
と、続けた。
いけしゃあしゃあな勢いで続けたのだ。
ここまできたら勢いで押しきるだけだ。
「……」
と、サードは、無言のままだ。





