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そのように見栄をきった俺だった。
そのように啖呵をきったのだ。
イフは、
「……ビルドストライクレールランチャーカノン」
と、緊張した面持ちのまま、俺を見ていた。
サードの薄緑の髪が揺れて、
「……ビルドストライクレールランチャーカノン」
と、小さな口から声がもれていた。
俺は、改めて構えながら、
「……ビルドストライクレールランチャーカノン」
もう軽いビルドストライクレールランチャーカノンの連呼祭りの様相である。
ビルドストライクレールランチャーカノンもといロッドすなわち棒に意識を集中してみる。
集中だ。
視力テストの時のCの文字にぐっと意識を集中させる時のような感覚である。
すると、どうだろう。
(……)
なにかの感覚が緩やかに流れた。
俺の手の平の中のロッドがぐるぐると回転し始めたのだ。
無論勿論、俺の手の力によるものではない。
すなわち、人力によるものではない。





