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ほんの数秒、
「……」
「……」
と、俺とサードは無言のまま対峙した。
そして、その無言の拮抗を崩したのは、俺だった。
しかも、わずかに微笑してである。
だが、この微笑、内心ではなかなかどきどきものである。
単なるハッタリだからだ。
俺は、そのまま、
「ビルドストライクレールランチャーカノンを気にかけたその判断は正しいぞ」
と、余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)な調子で続けた。
無論、その実態、余裕など微塵も欠片もない。
単なる追いハッタリである。
しかも、勢い任せだ。
勢いでラーメンに追い七味追いコショウを敢行するようなものだ。
そうして、
「見せてやる」
と、一瞬言葉を切った俺は、そのまま、
「このビルドストライクレールランチャーカノンが、ビルドストライクレールランチャーカノンたる所以をな」
と、続けた。





