3041/4770
6-794
かくして、俺の両手には、あるものが握られていた。
剣であるエクスカリパー、ではない。
二本の棒があったのだ。
ロッド・ダウジングのL字棒である。
形状は、俺のいた世界のダウジングの道具そのものである。
サードが、
「それは……」
俺は二本のロッドを持ってみていた。
右手に一本、左手に一本、そういう格好である。
左右に一本ずつという塩梅である。
さながら、ガンマンというか二挺拳銃使いみたいな持ち方である。
無論勿論、素人の俺がそのように構えたところで、なにもさまになっていない。
それでも、だ。
俺は、そのようにそれっぽく構えた。
ガンカタよろしくなるべくそれっぽいポーズをとった。
それから、
「これは、お前を倒すための切り札だよ」
俺は、すっとロッドを相手に向けてすっと言った。
あえての、すっと、である。
これでイナフ十分だ。





