表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3022/4814

6-775

 俺自身にもはやあまり余裕はない。


 いや、余裕などという言葉自体、ちゃんちゃらおかしい。


 あまりというかもうほとんど猶予(ゆうよ)はないように思えていた。


(……)


 足を引きずるようにしながら、歩を進める。


 俺は、イフのところまで辿りついた。


 なぜか、イフは、渋い顔だった。


 ありていに言って、めちゃくちゃ渋い顔である。


 濃い目の緑茶を一気飲みしたくらいの渋さである。


 そして、開口一番いきなり、


「いやらしい」


 と、これだった。


 ぴしゃりとした突き刺すような五文字ワンフレーズである。


「……は?」


 目を細めたイフは、


「男の人っていつもそうですね……みたいな感じです」


 と、言った。


 軽蔑するような調子増し増しである。


 思いきりじと目である。


 思いきりも思いきりフルスイングの軽蔑したような眼差しだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42bpk4s771sz1iupmgjda531438n_aix_5k_8c_2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ