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東の地の続きとクラスチェンジ

 龍がサルタージュを倒し、歩いていると再びサルタージュの集団を見つけた。しかしながら、その集団を見た瞬間龍は吹き出しそうになるのを必死にこらえてプルプルしていた。何故かって? そりゃー魔物が目の前でかもめかもめをやってたら笑っちゃいますよ。しかも真ん中のやついびきかきながら寝てるし……周りも真ん中のやつが寝てる事を気にせずすっと回ってるだけだし……なんなんだこいつらは……。


 そんな感じで龍がサルタージュの行動に呆れ返ってると魔力探知の範囲に新たな反応が現れた。しかもサルタージュではない魔物である。見た目はマンボウである。が、しかし普通のマンボウではなかった。どこが普通じゃないのかって?マンボウと言う魚はどちらかと言うと大きさの割に薄っぺらい魚だと思う。しかしながら目の前にいるマンボウは驚くほど太っていた。ちなみに、移動は転がって移動している。名前も『ヒマンボウ』であった。転がるのも30秒でようやく一回転している程度のレインボースネーク以上に素早さが低い。とにかく動きがのろまである。龍からすれば何なんだこのやる気のない魔物は……という感じであった。


 そしてかもめかもめをしているサルタージュ、転がりながら移動をしているヒマンボウを蹂躙した結果、以下のパネルが出て来た。


―――――――――


アクロバットのスキルLvが1上がりました。


―――――――――


蹴技のスキルLvが1上がりました。


―――――――――


気配遮断のスキルLvが1上がりました。


―――――――――


ジャルクのレベルが2上がりました。


―――――――――


レーゼのレベルが2上がりました。


―――――――――


レーゼがクラスチェンジ可能になりました。クラスチェンジしますか?


―――――――――


 早くも龍の従魔であるレーゼがクラスチェンジ可能になった。ちなみにクラスチェンジ可能な先は2つ存在した。


―――――――――


・レッドバード

・カラーヒヨコ(真紅)


―――――――――


(……突っ込みたいんだけど、ここは我慢だ……。)


 ちなみにクラスチェンジすることによってステータスやスキルは以下のように変化する事もわかった。


―――――――――


名前:レーゼ

種族:レッドバード

レベル:5

HP:42→47

MP:48→50

STR:34→40

INT:52→55

DEX:45

AGI:36→38

スキル>

・鳴くLv3 ・つつくLv2 ・産卵Lv1(New) ・飛翔LvMAX(New) ・鷹の目LvMAX(New)

・火魔法Lv1(New)


・産卵:戦闘中に1度ランダムな効果を持った卵を産みます。

・飛翔:空を飛ぶことが出来ます。

・鷹の目:遠くのものがはっきり見えます。


――――――――――


 レッドバードの方は総合的な強化と言っても過言ではなかった。流石クラスチェンジと言ったところであった。そしてカラーヒヨコ(真紅)であるが、此方の方はとんでもない進化であった。


――――――――――


名前:レーゼ

種族:カラーヒヨコ(真紅)

HP:42

MP:48→60

STR:34

INT:52→60

DEX:45

AGI:36

スキル>

・鳴くLv3 ・つつくLv2 ・炎魔法Lv1(New)


・炎魔法:火魔法の上位互換の魔法。


――――――――――


 カラーヒヨコ(真紅)は完全に魔法側に偏った進化であった。どう考えてもレッドバードの方が今後を考えると楽になると言える。しかしながら龍は幸運のスキルのせいか、心のどこかでカラーヒヨコを継続しろと言う謎の心の声が聞こえてくる気がしていた。龍は完全に迷っている。総合的に考えると確実にレッドバードである。しかしながら龍の幸運スキルはカラーヒヨコの方だと言っている。


 そして龍はフィールドのど真ん中で約20分以上悩んだ末にやけくそになっていた。


(もう、どうにでもなっちゃえええ! )


 こうして龍はレーゼの進化をカラーヒヨコ(真紅)にした。すると、レーゼは光に包まれてより赤みが増したカラーヒヨコへと進化した。そして変わらぬ愛くるしさを辺りに振りまいていた。龍は何とも言えない気分であった。どこの誰がカラーヒヨコからカラーヒヨコに進化させるのであろうか?龍が考えるに、こればかりは相当な物好きとしか言いようがなかった。


(ま、気長に育てるか……そしてカラーヒヨコってLv5でクラスチェンジしたのね・・・)


 龍はフィールドのど真ん中で『orz』の形に項垂れていた。そしてそんな龍を見ていたジャルクは龍の肩に自分の手を置いて「ガウッ」と鳴いた。なんていい子なんだ……。


―――…――…―――


 フィールドでしばらく項垂れた龍は気持ちを切り替えてレーゼを再び育てる事にした。そして龍の魔力探知の範囲に新たな反応が引っ掛かった。しかもサルタージュでもヒマンボウでもない魔物であった。龍はようやくまともな魔物かと思っていた。そしてその行動を見た龍は絶句した。何故絶句したかって?ちなみに魔物の見た目は蟻である。しかし考えて欲しい。目の前で電話らしき物を片手にバッグを持ったまま2足歩行で龍の事を完全無視して移動する蟻の集団である。この魔物の名前は『働き蟻』である。その名の通り常に働いている蟻であり、常にプレイヤーを無視して働く蟻である。世間一般的に考えると仕事熱心で素晴らしいと言えるであろう。しかしここはゲームの世界である。そんなゲームの世界でも常に働いている働き蟻と言う魔物は一体なんなんだ?龍は考えた。


(東の地はネタ魔物の楽園だ……)


 龍の心のつぶやきにジャルクは「ガウッ」と、レーゼは「ピィピィ」と言って多分ではあるが賛同してくれた。こうして龍は周りを見て呆れながら山脈へと足を進めて行った。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


まさかのヒヨコからヒヨコと言う(笑)元ネタは某軍師になれるゲームの駆け出し○○や見習い○○です!知っている人いるのかな・・・?


次回は一応3日までの投稿を予定しています。


以下ステータス>


名前:(´・ω・`)

種族:ヴァンパイア

レベル:14

HP:143

MP:133

STR:146

INT:128

DEX:153

AGI:138

スキル>

・剣術Lv10 ・アクロバットLv8(1↑) ・武器防御Lv11 ・詠唱短縮Lv8 ・蹴技Lv8(1↑)

・魔力探知Lv10 ・気配遮断Lv6(1↑) ・錬金術Lv3 ・闇魔法Lv8 ・幸運LvMAX

・リンクLv1 ・従魔LvMAX ・鑑定Lv1

種族スキル>

・眷族Lv3

称号>

・無鉄砲


眷族>


名前:ジャルク

種族:ボッチウルフ

レベル:6(2↑)

HP:66

MP:29

STR:66

INT:26

DEX:48

AGI:81

スキル>

・パンチLv3(1↑) ・引っ掻きLv3(1↑) ・突進Lv3(2↑) ・噛み付きLv4(1↑)


従魔>


名前:レーゼ

種族:カラーヒヨコ(赤)→カラーヒヨコ(真紅)

レベル:5(2↑)

HP:42

MP:60

STR:34

INT:60

DEX:45

AGI:36

スキル>

・鳴くLv3(1↑) ・つつくLv2(1↑) ・炎魔法Lv1(New)


以下設定集>


・ヒマンボウ:フィールドを転がって移動し続けている魔物。ちなみにプレイヤーに対しての攻撃はローリングアタックと言う攻撃が存在している。直撃すると防御力を無視して全てのHPの半分のダメージを与えると言うとんでも攻撃である。しかしながら30秒でようやく1回転と言う超絶鈍足によりローリングアタックが発動する前にプレイヤーに殺されてしまう。


・働き蟻:常にフィールドを忙しなく働きながら移動している蟻。様々な行動がプレイヤーたちの間で報告されている。ちなみに今まで報告があった行動は以下のとおりである。


・輪っかを持って腕時計のようなものを見ながら立っている。

・板切れを見ながら表面を触っている。(※働き蟻からすると板切れ=タブレットPC)

・電話のようなものとかばんを持ちながら移動。

・鍵盤ハーモニカの鍵盤部分をしきりに押している(※働き蟻からすると鍵盤ハーモニカの鍵盤=キーボード)

・複数の働き蟻が頭に布を巻き付けて円形に座りながら、水の入ったコップで乾杯していた。

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