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従魔と東の地

遅くなって申し訳ないですorz



「ぬぅあんんじゅうぅあこうおりぃいやあああああ」


 龍が広場で叫び声をあげていると、龍のみ知った顔がやって来た。


「ヤッホー、おにぃちゃん!そんな声あげてどうしt……おにぃちゃん!その可愛くて小さなモフモフした生物は何なの!?ねぇ、何なの?答えて!」


 そう、美月である。美月以外にもファナとハル、そして委員長らしき人物も一緒だった。ちなみに龍は未だorzの態勢で地面に項垂れている。


 そんな項垂れている龍の側にいる赤いカラーヒヨコ(現在名前不明)がピィピィと泣きながら龍を突いている姿を発見した美月は血相を変えて地面に項垂れている龍を持ち上げてブンブン振っている。


「お、落ち……落ち着け!ルナ、手を放してくれ」


「あ、ごめんおにぃちゃ「こっちではしょぼんな」……ごめんねしょぼん」


 美月に解放された龍は今度は秀介と洋平に手を掴まれて美月たちの少し離れたところに連れて行かれる。


「おぃしょぼん、どういう事だ。あんな可愛い子がいるとは聞いてないぞ」


「僕が聞く限りじゃ彼女は妹さん?」


「なんだ、そのことか・・・あぁ、あれは俺の妹の美月事ルナだ。仲良くしてやってくれ」


 ヒソヒソと話を終えた龍達は再び美月達に振り向く。


「ちなみにお前が知りたがっているそこのカラーヒヨコだが、俺の従魔だ」


「ぶぅーー、なんでしょぼんの従魔があんなに可愛い従魔なのよ……私も頑張って同じ奴出すしかないわ!そしてあわよくばヒヨコ達同様に私達もくっついてイチャイty……ぐへへh」


 美月は文句を言いながら気が付けば自分の世界へと入って行った。初めてその姿を見たであろう龍以外の人達はそれぞれ違った反応をしていた。秀介と洋平は美月の後半の悶えた姿の可愛さにトリップしていた。前にも言ったが美月は10人見ればほぼ全員振り返るような美少女で、尚且つ素晴らしいスタイルをしている。そんな美少女が悶えていたらどうだろう?男としては見惚れてしまうのは仕方がない。そしてファナとハルナは普段の美月からは想像もできないような姿に口をポカーンと開けている。そして委員長事ティアも美月のブラコン振りに驚いていた。


「あー、そのルナ、戻ってこい」


 そう言って龍は美月の頭をチョップする。そのチョップで自分の世界から戻ってきた。そして自らがやったことを理解した美月はボンッと言う効果音と共に顔を真っ赤にして叫びながら龍の頭をポカポカと叩いた。


 ……なんで俺が……。


―――…――…―――


 全員落ち着いたのちに美月達はスキル屋に行って『従魔』のスキルを購入してきた。そして各々が魔方陣を起動させて従魔を呼び出した。ちなみに結果としては以下の感じである。


ファナ→ファルコン

ハルナ→カーバンクル

ティア(委員長)→タイガー

ルナ(美月)→カメ


 そしてついでと言うわけで全員で自分の従魔に名前を付けた。


秀介のパペット:オルト

洋平のワイバーン:バイト

ファナのファルコン:ディクス

ハルナのカーバンクル:ピュア

ティアのタイガー:トラちゃん

ルナのカメ:ロギオン

龍のカラーヒヨコ:レーゼ


 と言う名前になった。


「あ、そう言えばルナ、フレンド登録しないか?」


「ふぇ!?そう言えばしょぼんのフレンド登録するのすっかり忘れてたんだよね!あの時の私は一体何をしていたんだ!」


「あ、ついでに私達も良いですか?」


 そう言ってファナやハルナ、ティアも言ってくる。そして結局はこの場にいる全員でお互いをフレンド登録し合った。その後全員ログアウトしてこの日の活動を終えた。


―――…――…―――


 レーゼを従魔にした次の日、龍は東の草原にいた。目的としては、東の草原の先にあるフィールドのためである。南の草原の先は沼地、北の草原の先は森、東の草原の先は山脈、西の草原の先は大河が存在している。そして北の森を解放した後に伐採場が解放されたことを考えると、東の山脈のフィールドボスを倒すことにより何かしらの採集、もしくは生産に関する事が解放されるのではと考えている。そして森では木材に関する生産が解放されたことを考えると、山脈、つまりは鉱石に関することが解放されるのでは?と龍は考えている。そして鉱石関連の採掘が解放されることによって、龍の武器の木刀をもう少し重い物にしてエリートゴブリンの剣と同程度の重さの物を作ろうとしていた。ちなみに頼む相手であるが最初にフレンドになったミラさん辺りに頼もうと思っている。何故秀介に頼まないのか、それは彼の以前のゲームのあだ名の『マッドサイエンティスト』が原因である。以前別のゲームで龍は訓練用の武器を作ってほしいと秀介に頼んだところ、とんでも性能な武器を龍に渡したのであった。それ以来龍は秀介に武器を頼むのが少し怖くなっていた。


 さてそんな龍であるが、山脈のボスを殺すことも目的ではあるが、それ以上に龍の目的は眷族のジャルクと従魔のレーゼのレベル上げも兼ねている。さてそんな龍が東の草原にやって来てまず見つけた魔物はサルの魔物であった。しかしながら、このサルの魔物はただ者ではなかった。何故なのか、それは今現在サルの魔物は龍の目の前で鼻の穴をほじりながらダラーンとしていたからである。ちなみにこのサルの魔物の名前は『サルタージュ』、名前の通りとにかくめんどくさがり屋で常にだらけた魔物である。ちなみにとあるRROプレイヤーがこのサルタージュを発見した際にサルタージュは腹を上に向けて鼾をかいて寝ていたらしい。どんだけやる気のない魔物なんだ・・・


 そんなサルタージュを発見した龍はまず闇魔法を足元に放ちサルタージュを驚かせる。そしてその後木刀で武技の浮世世界を発動させて、ゴブリンエリートの剣で燕返しを放って難なくサルタージュをポリゴン片に変えた。すると頭に例のあの音が響いて目の前にプレートが現れた。


―――――――――


レーゼのレベルが1から3に上がりました。


―――――――――


ジャルクのレベルが4に上がりました。


―――――――――


闇魔法のスキルLvが1上がりました。


―――――――――


詠唱短縮のスキルLvが1上がりました。


―――――――――


 龍はレベルアップ等の御知らせを確認した後に再び山脈に向けてフィールドを歩き始めた。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


次回は完全に未定ですが、29日までの投稿したいと思っています。


以下ステータス>


名前:(´・ω・`)

種族:ヴァンパイア

レベル:14

HP:143

MP:133

STR:146

INT:128

DEX:153

AGI:138

スキル>

・剣術Lv10 ・アクロバットLv7 ・武器防御Lv11 ・詠唱短縮Lv8(1↑) ・蹴技Lv7

・魔力探知Lv10 ・気配遮断Lv5 ・錬金術Lv3 ・闇魔法Lv8(1↑) ・幸運LvMAX

・リンクLv1 ・従魔LvMAX(New) ・鑑定Lv1(New)

種族スキル>

・眷族Lv3

称号>

・無鉄砲


眷族>


名前:ジャルク

種族:ボッチウルフ

レベル:4(1↑)

HP:55

MP:25

STR:55

INT:22

DEX:40

AGI:68

スキル>

・パンチLv2 ・引っ掻きLv2 ・突進Lv1 ・噛み付きLv3


従魔>


名前:レーゼ

種族:カラーヒヨコ(赤)

レベル:3(2↑)

HP:36

MP:40

STR:34

INT:44

DEX:38

AGI:30

スキル>

・鳴くLv2 ・つつくLv1


以下設定資料>


鳴く:鳴き声をあげます。特に効果はありません。しいて言うなら少しうるさい?レーゼの場合はピィピィ言います。


つつく:くちばしで相手を突きます。レーゼの場合くちばしが小さいためダメージは無いに等しいです。むしろ一生懸命突く姿に見ている側は癒されます。


サルタージュ:とにかくめんどくさがりで怠けているサルの魔物。元ネタはサボタージュ。プレイヤーの間ではおいしい経験値稼ぎのモンスター。ちなみに今まで報告があったサルタージュの行動。


・いびきかきながらフィールドで熟睡。

・鼻の穴をほじる。

・横腹をぼりぼり掻きながら横になっている。

・芋虫移動。

・お尻を掻きながら大欠伸。

・数匹でかごめかごめをしている。

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