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【第1話】貴族院に向けて

地味に自己満足物語です。私の好きなように展開するので、それでも読みたい方は是非お読みください!だいぶ王道です!この物語は書籍化じゃなくて自己満足を目標に掲げているので完成度が低くても……という言い訳は聞き流してお願いします

「家を継ぐのはリリークライネだ。お前が必要以上に目立つんじゃないぞ、全く……リリークライネが我儘娘じゃなかったらこの貴族院に入学することもなかったのに、面倒なことをしてくれる……明日の入学用意は侍女にさせておけ」

お父様は冷たい目で見下ろして、さっさと行けというように書類に視線を戻す

「……ええ、お父様。必ずそのような事態にはしないとお約束いたします。それでは、私はこれで」

ドアを引いて、その部屋を出る。あの冷たい態度を見ても、リーネアースの心は歓喜に満ち溢れている。あの態度はいつも通りということも理由の一つだが……何よりも、大切で、自身を優しい目で見てくれるリリークライネの同じ貴族院に行けるのだ。元より期待していなかったのに、自身の姉であるリリークライネは喜ばしいことをやってくれたと誇らしくなる。

「リア、準備をしましょう。わたくし、楽しみで楽しみで仕方がないのです」

キラキラ笑顔で侍女を見上げる主人を、名をリアという侍女は微笑ましく見つめていた。数少ない心を許せる友であり、信頼している従者である

「はい、リーネアース様。 早速お支度を致しましょう、ソファに座って頂けますか?」

その優しい笑顔に、少し安堵したようだ。楽しみな気持ちもあるが、上手くやって行けるか不安な気持ちがあったのだ。だが、この従者がいるなら、自分でもやって行ける気がした

「むぅ、一緒に準備するのよ。従者だけにやらせる主なんて、主失格じゃない」

頬を膨らませて見上げる。全くこの子は……というように、仕方なく許可を出す。この従者にとって、リーネアースは大好きなぬしであり、かけがえのない友なのだ

「……仕方がありませんね、リーネアース様は」

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