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庶民ロベリア

連続投稿です。

「う~ん、今日もいい天気ね」

 私、ロベリアは窓を開けて背伸びをしながら言った。

 私が貴族社会から出て3年が経過した。

 私は実家を追い出された後、王都の庶民街にある小さなアパートに移り住んだ。

 父親からは手切れ金を渡されたので当面の生活費にした。

 勿論、仕事もしなきゃいけないので商業ギルドに登録して刺繍や小物作りに励んだ。

 私が作った物は意外と好評で色んなお店から声をかけられた。

 中には独立の話もいただいたけど丁寧にお断りした。

 お店なんて持ってしまったら目立って私があの悪役令嬢だ、と言う事がバレてしまう。

 私はもう目立ちたくないし庶民として生活しているのだ。

 好きな服を来て美味しい物を食べて時間を気にせずに自由に過ごす。

 私がずっと夢見てきた生活だ。

 そう簡単に手放す訳には行かない。

「そういえばもうすぐウォールズ様とエミリア様の結婚式よね」

 1年前に国王となったウォールズ様は国民の評価は上々だ。

 何せ、あの婚約破棄騒動で庶民の人気が上がったからね。

 私も悪役になったかいがありました。

 エミリア様も貴族教育と王妃教育との同時で大変な思いはしたらしいけど無事に乗り越えたみたい。

 私の目に狂いは無かったわ、うん。

 彼女のおかげでこうして庶民として暮らしていけるんだから感謝しないとね。


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