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虚無世界  作者: 天神
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「それ」

人間は何か1つのことに集中したりすると周りのことが見えなくなる生き物だ。

その範囲は人それぞれだけどもそんなことがおきないはずがない。

周りのことが見えるようになった時、それは自分の集中力がきれたか、それとも誰かに指摘された時だ。


俺が「それ」に気づいた…いや、気づかされたのは後者だった。

俺はGに指摘されるまでそれにすら気づかなかった。


だってずっとGとの口喧嘩に集中していたから、だからこの部屋に入るまで普通にやっていたことがばったり途絶えたことにも気づかない。

俺がもっと早く気づくことができたらこの状況は変えれたのだろうか?

いいや、それは無理だ、だった「それ」はずっと俺を見ていた。

「それ」に気づくのが遅かれ早かれこの状況は何も変わらない。ただこの状況が起こった場所が違っただけだ。

誰のいない街

現象によって何もない場所

俺の学校

体育館

クラスメイトいた教室

ホテルのスイートルームみたいな部屋

そしてここ…全ての黒幕と対峙しているこの空間。

気づくチャンスはいくらでもあった。

今思えばこうなるまでヒントもいくつかあった。

それはGが意図的に用意してあったのか、それとも「それ」が自分からだしたなのかは分からない。

もし「それ」が後者だったら少しでもGに抗っていたことになる。

もうそうだったら俺は「それ」を救いたい。

いいや、仮に前者であろうとも俺は「それ」を救うだろう。

そうすることが委員長を救出することの他に俺がやらなきゃいけないことだ。

欲望が大きすぎると言われて笑われるかもしれない。

でも俺はそれでいいと思ってる。

委員長を救出し「それ」も助ける、なんて理想的なハッピーエンドなんだろうか。

まるでアメリカのハリウッド映画か少年マンガみたいな展開だ。

みんな救われてハッピーエンド!

けど現実はそんな甘くはない。

映画がマンガがみたいにうまくいかないのが現実の厳しさだ。

この世界においてハッピーエンドを迎えるのはほんの一握りだ。

いくら努力をしても報われない人は必ずしもいる。

それはこの物語も例外ではない。

だって



























これは手のひらで踊らされたバッドエンドの物語なんだから


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