俺達にできること
ここで行ったん時間は委員長に学校に呼び出されたところまで巻き戻る。
「黒幕ってどういうこと?この現象って自然現象みたいなものじゃなかったの?」
そう俺は説明されていたので俺には黒幕なんてわけの分からないことだった。
「自然現象て…ね…。初めは私もそう思ってたわ。いいえ、そう思わされてた。」
思わされてた…?
「施設であなたと別れた後私はそこのパソコンでいろいろ調べたの、そしたらおかしなことが見つかってね。」
「 なにそのおかしなことって」
今までだってさんざんおかしなことが起きてきた。もうなにがおきても大丈夫な気がしてた。
「前に現象が加速してるっていったわよね?それは世界中でどこでも起きている。でもある地域だけそれが鈍いのよ。」
「鈍いって沢山のところで起きているからそうなるのは当たり前じゃないの?」
「ちょっと言い方が難しかったかも、正確には起きている所と起きてない所の差が激しいってこと。」
現象は大なり小なりどこにでも何かしら起きている。なのでなにも起きていないのはおかしいということなのだ。
「それがここ」
そういうとあらかじめ用意してあったプロジェクターに地図が映し出された。そしてその地図からある場所が赤く点滅した。
「ここは…東京?」
「そう、日本の首都東京よ」
「なんで東京なの」
「東京には23区の区があるでしょ?けどもう一部の区はすでに消えてる、私はちょっとした事情であらかじめ何個か知っていたけれどね、でもある一部の区では全く現象が起きてないのよ。」
個人的は区が現象が起きていない場所よりも何個か区が消えていたことにびっくりした。だが間髪いわず委員長は喋り出す。
「消えていったは基本的にばらばらだけど主要な建物があるところが1つも消えてないのよ、それっておかしくない?」
そこまできたら俺にも黒幕がいったい誰なのかだいたいわかってきた。
「そしてもう1つ現象が初めて確認された日がもう1つこの国にとって重要な日だったの」
そしてプロジェクターからある建物が映し出される。
「スカイツリーだよねこれ」
「そう、スカイツリーが完成した日から現象が始まっている。記録の中だからそれ以前にあったかも知れないけど偶然にしては怪しすぎない?」
まあそうなんだけれど俺はまだ半信半疑だ。
「それに私は指令でさまざま場所に行かされたけど今思えば東京には1回も派遣されてないのよ。」
たしかにそれはおかしい、東京はものも人も沢山あるのだから現象によって巻き込まれるものを多くなる。委員長の言ったことが本当ならその疑問抱かないように近づけないようにしたらなら辻褄があう。
「だから私はスカイツリーになにかあるかも知れないと思う、きっとそこに黒幕のなにかがある。だから…」
「だから?」
「今から東京に行くわよ!」
いきなりの発言に俺は開いた口が閉まらない。
「そんないきなり…だから私服で来いっていったのね…?」
「そうよ、分かったなら早く準備しに…」
「ちょっと待って、俺はまだ委員長の話まだ完全には信じた訳じゃない。今まで話だって委員長の憶測だし。」
「お願い、信じて今私達にできることはこの現象をどうにかする事、それは私達にしかできない。だからやれることはやっていきたいの。」
委員長は今までみたことのないような真剣な眼差しでそう訴えてくる。そんなことをみたら俺もしんじるしかないだろ。
「分かった、信じるよ。それで準備ってなにをすればいいの?」
「ありがとう、ならひとまず私の家にきて、ものは全部そろってるから。」
その頃の俺は委員長の家にいきあんなことになるなんて思っていなかった。




