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虚無世界  作者: 天神
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静かな学校

電話越しで連絡が遅いと散々委員長に怒られた(と言うよりただの嫌み)俺は委員長に指定された所に向かっている。今までのパターンだと一見わけがわからない所に連れていかれた訳だが今回はどうやら違う、そこは俺のよく知っていて、以前は毎日のように通っていた場所、高校だった。今日は日曜日であり休日なので部活の生徒と先生以外はいないはずだけど大丈夫なのか?高校に行くということで1度家に戻り制服に着替えようとしたが

「高校集合だけど制服は着てこなくていいわよ。」

「なんで休日だけど先生とかいるかも知れないし、俺のことみんな忘れてるけど制服来てたら少しはうかないじゃん」

「だーめ!とにかく私服できなさい」

という会話があったためそのまま高校に向かっていた。

この通学路もずいぶん変わったものだ。以前は周りには大きな建物があり道路に休日でも車が絶えず走り回っていた。しかし今は建物があった所はなにもない更地に、道路には車が全く走ってなく歩行者天国状態だ。俺は寂しく続く道を進んでいき学校にたどり着く。

学校にきたものの委員長がどこにいるかは聞いていなかったため取り敢えず校舎内を探すことにした。休日なのと久しぶりに来たことでとても変なでも少し懐かしい気がした。グラウンドや教室もものけの空だ。

ん…ものけの空…?

とりあえず自分のクラスだった教室に行くとやっぱり委員長がいた。委員長は教卓の前で仁王立ちで待ち構えていた。

「やあ委員長…」

「遅い!」

「ごめんごめん、ちょっと懐かしくて」

「でここに来て気づいたことは?」

「部活の生徒が誰もいなかった。」

「正解!ちゃんと回復したようね」

「ここにいないってことはやっぱり…」

「この学校の生徒は半分以上消えたわ、それによって今ここでは部活制度もなくなっている、だから今日は誰もここにはこない。」

「それでなんで今日はここに来させて何をするつもりなの?」

「今からやることは私たち特異体質の人間にしかできないことよ?」

「俺達にしかできないこと?」

「そう全ての黒幕を潰すことよ。」


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