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領主への使い

 エリスが冒険者らしき男を癒した日の夜中、村長の家で神父は怪我が治った冒険者らしき男と供に村長と村の大人達と話し合っていた。


 「エリスが天使様の使命を受けただって?!本当かい?神父様」


 「ええ、エリスは確かに天使から授かったという癒しの力でこちらのガウェン殿の傷を癒したのを見ました、そしてエリスは魔王達がこの世界に悲劇を与えることを阻止をする旅にと天使様に使命を受けたようなのです」


 「、、、うむう、確かにそちらのガウェンさんは来た時は重症だった、、、、それが一日で元気になるとは、、」


 「、、、、、私は嫌よ!エリスは私達のたった一人の娘!危険な旅になんか行かせたくない!アナタもそう思うでしょ?!」


 「、、、、、、」


 「何とか言って!アナタ!」


 「、、、、、横からすまないが魔物達の動きは活発化している、先ずはこの村も領主の兵士達がいないと危険だろう」


 「それは確かにそうですな」


 「しかし誰が領主様の所まで?」


 「5日後はレインファル様を讃える祭りだし、、、」


 「、、、、、助けて貰った礼だ、俺が行こう、領主の居る場所が乗っている地図はあるか?それと馬を一頭かりたい」


 「ありがたい、ガウェン殿、村一番の馬を用意しましょう」


 「、、、、エリスの事はどうするんだ?村長?」


 「、、、、、、、領主様に報告を」


 「村長!?」


 「アニス、、、、、分かってくれエリスが受けた使命は非常に重大なことだ、、、、」


 「何で、、、あの子が、、、、」


 それまで黙っていた泣き崩れるエリスの母アニスの夫であるファルンは抱き締めた。


 「アニス、、、私は今までレインファル様を崇めてきたが気持ちは同じだ、あの子にはずっと私達と一緒にいてほしい、村長、もし領主様がエリスを呼ぶことがあっても私達はあの子を危険な旅に行かせるつもりはない!」


 「ファルン、、、、」


 「しかし話の通りなら天使様からの使命だぞ!?」


 「貴方は自分の子が同じ立場だったら何ていうの!?」


 「この村はレインファル様の加護により支えれているんだ!喜んで行くべきだろう!」


 「、、、、、、お前達の言い分は分かった、、、、、私もアニスもレインファル様や天使よりあの子との暮らしを選ぶ!たとえこの村から離れてもだ!いこう!アニス!」


 「ええ、アナタ!」


 他の村人達を睨むファルンとアニスはその場を後にした、神父は二人を追い、それを見ていた村人は言った。


 「御使い様の使命に背こうとするなんて、、、、」


 その言葉を聞いたルシードの父である狩人のアレルは言った


 「皆、、レインファル様を信望する気持ちは分かるが二人の気持ちも分かって欲しい」


 「あんたとルシードは所詮よそから来た者だ!」 


 「やめんか!!ワシらは領主様の指示を聞く!それでいいだろう?」


 「分かりました、村長」

 

 「俺はいくぞ」


 「どうかよろしくお願いします、ガウェン殿」


 「、、、、ああ、5日後には帰って来れるだろう」


 そう言うと冒険者ガウェンは馬に乗り領主の元へとむかった。




 

 

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