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第2話 プロローグ
もうすぐ太陽が顔を出す時刻。
「修斗はどこ!?」
怒りを露わにした少女が血まみれの部屋で叫びました。
先ほどまで仲間だったはずの、家族だったはずの人達が狭い部屋で倒れています。
即死、もしくは何度も激しく傷を負わされて、死んだ者達が苦しそうな表情で固まっていました。
少女の手にナイフを握りしめていますが刃に血は付着していません。
「君が我々の実験に協力してくれれば返すよ」
部屋の扉に不敵な笑みを浮かべて立っている見知らぬ男。
「あの子は物じゃない!」
「お前が言うことを聞けば助けてやると言っているのがわからないのか? お前が反抗すればあのガキは死ぬことになるぞ!!」
脅された少女はナイフの刃先を床に向けて、力なくぶらさげた状態です。
「いい子だ、さぁこっちに来い。その前にその凶器を捨てろ!」
言われた通り、ナイフを床に落とした少女の瞳には悔しさで溜まった雫が今にも零れそうになっていました。




