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遺書6、7

おれが女だったらルージュの遺書と言うのを鏡に残したかも知れない。

 腹を切って血で書くと言うのも考えたが、乾いてしまうと読めなくなりそうでやめた。

 やはり半紙に毛筆が良いだろう。


***


白紙の真横に置いたスピーカーから「この遺書がわたしの作品です」と流れる音声が聞こえるが、ちょと音割れしていて聞こえにくい。

 それにしても、他人のラブレターとか遺書だとかに興味深々なのも品が無い。

 のぞき趣味も良いところだ。


***

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