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初恋相手の美少女は多重人格者になりましたが、どれも愛くるしくて思わず初恋を忘れてしまいそうです。【長編小説】  作者: 金森 亮
あとがき

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あとがき

 最後までお読み頂きまして、ありがとう御座いました。約十三万字に渡って展開された本作は、私にとって宝物のような作品であります。



 本作の制作秘話ですが、実はこの作品、幼少の私の実話を元にした作品なんです。少しだけ人より甘酸っぱい初恋を体験した身として、小説に起こさないのはなんだか勿体ない気がし、そうした経緯から本作の制作が始まりました。

 作中にて初恋への拘泥が描写されていたと思いますが、これも実際に私の初恋に対する執着が源流となっております。


 また、令和の現役高校生が実際に学校で体感している事象、例えば借り人競争だったり、私への音も葉もない噂だったりと、そんな事柄を練り込んでもみました。

 そのため、現実で体感したこととそれ以外の箇所とでリアリティに相当の差異が生じていたかもしれませんが、その点は悪しからず……。


 設定に関してですが、ヒロインが解離性同一性障害というのは中々聞かない設定だったかと思われます。ただ、解離性同一性障害というのは高校生の多感と非常に相性が良く、様々な論文や著書を元にして、ヒロインの人格を選定していきました。

 一時期は授業中にも必死になって、実際の症状の載った記事を読み漁っていました。その日々は今となってはかけがえのないものになりましたね。


 当初は彼女が多重人格者というのは高校生の主人公にとってかなり荷が重いとも思いました。が、私は早くに両親が死んで一番の愛が欠落しても辛うじて生きてきた経緯がありましたから、その点はどうにかなるようになると思った次第です。


 そして、本作はやはりそのアイロニー性が強く出た作品だと思います。多重人格を愛することが多重人格を消滅させるという皮肉には、他の病気やファンタジー設定には代えられない哀愁がありました。こよ設定に気が付いた頃は、寝る間も惜しんで書き進めたものです。



 これからも精進し続け、いつか日の目を浴びることを夢みて善処いたしますので、応援のほど、よろしくお願いします。




 金森亮


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