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第21話 仲間を信用しろ

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「怪物の宴会(モンスターパーティー)の無効化」

 彼女は、周りにいる仲間にも聞こえるような声で、宣言した。

 そして、実行される。

 この階層内で、怪物の宴会(モンスターパーティー)が始まる。



「ルト?!どういうことだ!!なぜ……!」

「……ごめんなさい。でも、みんなを守るためなんです……!」

 彼女は、覚悟を決めたのだろう。

 俺に向かって初めてだ。そこまで自信を持ち、約束をすることは。

 だから、信じる。()()()

「分かった。…なら、今することは………」

 彼女の意思を尊重する。

 そして、することは決まっている。

 ルトが怪物の宴会(モンスターパーティー)を止めるのなら、俺は他の仲間を止める。だが、それをしてくれるのは俺だけじゃない。

 心強い仲間。ナイトユアン先生もだ!



「みんな!!!聞いてくれ」

 少し慌てた様子を見せていた仲間たち。だが、俺の一言によって静まり返る。

 それに察したのだろう。先生が俺のほうへ寄ってくる。

 そして、俺は話した。

「ルトの言っていた、怪物の宴会(モンスターパーティー)とは、ダンジョン内で、モンスターが大量発生することなんだ。だから、ルトの魔法があれば大丈夫だ。安心してほしい」と。

 嘘は言っていない。ただ、隠しただけ。

 安堵したような表情をするみんな。

 だが、ここでカシナスが聞いてくる。

「この現象は、何日ほど続くんですか?そして、それにアルスラール魔術師は耐えられるんですか?」

「すまない。その辺は聞く暇がなかった。だが、ルトは言ったんだ。『みんなを守る』と。」

 これが理解できないほど、カシナスは馬鹿ではないだろう。

 「仲間を信用しろ」これは、学校の原則であり、戦いの鉄則だ。



 ルトのオーダーによってマグマは下がっていった。

 これにより、各地は安全となった。

 だが、まだ低地には少しマグマの池のようなものがある。

 


 ルトが怪物の宴会(モンスターパーティー)を止めて1日

 その後、何もなく就寝していった。

 ルトはその日、ずっと集中していた。

 エリアは変わり、氷となった。

 少し寒い、というくらいしか影響はない。

 俺たちはルトには悪いが、何もないこの空間。とても退屈していた。

 だが、それは幸せだったということをこの後知ることになる。



 回蘭のご飯を作る匂いで、みんながお腹を空かす。

 また、手料理がふるまわれる。

 今日は、シチューが作られた。

 体の芯から温まる。食べていると、とても和やかな雰囲気になっていく。

 綾人が、回蘭に向かって「おかわり!!!」といった時。ルトの独断的な空間(マイ・フェーズ)がなくなったのだ。

 なぜそれが分かったか。それは約20mほど上。そこにあった青い時計が「バリンッ!」と、この空間に轟かせて割れてしまったからだ。

 なぜ割れてしまったのかなんて、考えている暇はなかった。

 約200mほど先。俺たちがご飯を食べていたところから、少し遠かったくぼんだ所にいたはずのルト……杖を持っていたはずのルトが、倒れている。そして、その隣に、どちらも白髪の小さい2人がいる。

 俺は、空を斬るようなスピードで走る。



「おい……。ルトに何をした!!!」

 大人気ないと思う。明らかに子供。

 だが、それは見た目だけの話。雰囲気。空気感は子供ではなく、巨大な熊と接しているようだ。

「慎め。我こそヘリオス」

「…我はヘカテ」

 (は…。動け、ない……!)

「…ふん。貴公物の宴会(モンスターパーティー)の無効化」

 彼女は、周りにいる仲間にも聞こえるような声で、宣言した。

 そして、実行される。

 この階層内で、怪物の宴会(モンスターパーティー)が始まる。



「ルト?!どういうことだ!!なぜ……!」

「……ごめんなさい。でも、みんなを守るためなんです……!」

 彼女は、覚悟を決めたのだろう。

 俺に向かって初めてだ。そこまで自信を持ち、約束をすることは。

 だから、信じる。()()()

「分かった。…なら、今することは………」

 彼女の意思を尊重する。

 そして、することは決まっている。

 ルトが怪物の宴会(モンスターパーティー)を止めるのなら、俺は他の仲間を止める。だが、それをしてくれるのは俺だけじゃない。

 心強い仲間。ナイトユアン先生もだ!



「みんな!!!聞いてくれ」

 少し慌てた様子を見せていた仲間たち。だが、俺の一言によって静まり返る。

 それに察したのだろう。先生が俺のほうへ寄ってくる。

 そして、俺は話した。

「ルトの言っていた、怪物の宴会(モンスターパーティー)とは、ダンジョン内で、モンスターが大量発生することなんだ。だから、ルトの魔法があれば大丈夫だ。安心してほしい」と。

 嘘は言っていない。ただ、隠しただけ。

 安堵したような表情をするみんな。

 だが、ここでカシナスが聞いてくる。

「この現象は、何日ほど続くんですか?そして、それにアルスラール魔術師は耐えられるんですか?」

「すまない。その辺は聞く暇がなかった。だが、ルトは言ったんだ。『みんなを守る』と。」

 これが理解できないほど、カシナスは馬鹿ではないだろう。

 「仲間を信用しろ」これは、学校の原則であり、戦いの鉄則だ。



 ルトのオーダーによってマグマは下がっていった。

 これにより、各地は安全となった。

 だが、まだ低地には少しマグマの池のようなものがある。

 


 ルトが怪物の宴会(モンスターパーティー)を止めて1日

 その後、何もなく就寝していった。

 ルトはその日、ずっと集中していた。

 エリアは変わり、氷となった。

 少し寒い、というくらいしか影響はない。

 俺たちはルトには悪いが、何もないこの空間。とても退屈していた。

 だが、それは幸せだったということをこの後知ることになる。



 回蘭のご飯を作る匂いで、みんながお腹を空かす。

 また、手料理がふるまわれる。

 今日は、シチューが作られた。

 体の芯から温まる。食べていると、とても和やかな雰囲気になっていく。

 綾人が、回蘭に向かって「おかわり!!!」といった時。ルトの独断的な空間(マイ・フェーズ)がなくなったのだ。

 なぜそれが分かったか。それは約20mほど上。そこにあった青い時計が「バリンッ!」と、この空間に轟かせて割れてしまったからだ。

 なぜ割れてしまったのかなんて、考えている暇はなかった。

 約200mほど先。俺たちがご飯を食べていたところから、少し遠かったくぼんだ所にいたはずのルト……杖を持っていたはずのルトが、倒れている。そして、その隣に、どちらも白髪の小さい2人がいる。

 俺は、空を斬るようなスピードで走る。



「おい……。ルトに何をした!!!」

 大人気ないと思う。明らかに子供。

 だが、それは見た目だけの話。雰囲気。空気感は子供ではなく、巨大な熊と接しているようだ。

「慎め。我こそヘリオス」

 (は…。動け、ない……!)

「……こいつの心配をしているのか?」

 そういって白髪の男の子のほうがルトに向かって指をさす。

「あぁ……!おめぇ!何、したんだ……!」

 目の前の圧倒的な圧に負けそうになりながらも、俺は相手をにらみ続ける。

「…ふふ。無礼ですね、まあいいでしょう」

 そう言って、白髪の女の子のほうが、ルトを魔法で持ち上げて、俺に渡す。

「あなた達の安全は保障いたします。もちろん、彼女もです」

 そう言って、彼女はかるく頭を下げた。

「少し妙な者がこのダンジョン内におりまして、それのために少し彼女には眠ってもらったのです。手荒な方法しかなく、すみませんでした」

「…………お前たちは、なんなんだ…」

 そう言って、女の子のほうは白い布のような服のスカートの裾部分を持ち上げ、言う。

「私達は双生神。ヘリオスとヘカテ。太陽神と月神」

 そう。俺の目の前にいたのは神様だったのだ。

「神様…?なぜ、こんなところに……」

「先ほども言いましたが、ダンジョン内にいる謎の者を排除するためです。だからこそ、実体化して…」

「実体化?どういうことだ?」 

 ヘリオスが、俺に向かって言う。

「おい。我らが神と知ってもその対応、万死に…」

「ヘリオス。怒りを収めなさい。私達のせいで、彼らは有限の時間が減っているの」

「……」

「話を戻します。……信じられるかわからないですが、私たちはこのダンジョンを実体化した姿なのです」

「………はぁ!?どういう。いや、すみません」

「…そんな言葉使いしなくていいですよ。私達は、あなた達の冒険を奪っているのです。だから、少しでも返させてください」

「……本当に、よろしいのですか?」

「ええ。大丈夫ですよね?ヘリオス?」

「あぁ。発言を許す」

「……ありがとう」

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