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34.豚肉調達、ただし異世界仕様

「レベルを上げにいきます!」


ナタリアとの模擬戦の翌日、俺はパーティメンバーの前で宣言した。


「なんで急にそんなやる気なの?」


「よくぞ聞いてくれましたタマキさん」


「キョウスケのテンションなんかおかしくねぇ?」


「昨日タマキにカッコ悪いって言われたのがこたえてるのかもしれないな」


聞こえてるぞ。断じてそれが理由ではない。違うったら違うのだ。


「はいそこ静かに。昨日ナタリアとの模擬戦で思ったことを確認するついでにスキル効果の検証もしたいから行くのです」


「いや、俺はいいけどさ」


「私も行くー!」


「私は今日他の仕事が入ってるから同行できんぞ」


ナタリア不参加と。


「OKナタリア。レベル上げたら今度は負けねぇからな」


「そんな根に持つことないだろうに。しつこい男は嫌われるぞ?」


「そうゆうんじゃないから!考え事せずに済むようにだから!」


俺の言い訳も聞いているのかわからないままいってよしと言われたナタリアは早々に部屋を出て行った。割と時間がなかったのかもしれない。

ちょっと申し訳ないことをしてしまった。


「それでキョウスケ、今日はどこに何しに行くんだ?」


「今日はオークを狩りにいきます」


「オ、オーク?」


タマキは若干引いたような顔をしている。

この世界のオークは駆け出しがある程度力をつけてきたら狩れるような魔物だ。

しかし、いろいろと嫌厭されている魔物でもある。なぜ嫌厭されているかは日本の漫画とかでよくある感じの行為をするからだ。

まぁ凌辱とかですはい。加えて見た目も醜悪なので女性冒険者とかにはかなり嫌われている。

だがオークの肉はとてもうまいのだ。ちゃんと処理したり倒し方に気を使う必要があるがちゃんと料理をすると高級豚肉になる。

ちなみに俺はオーク肉が結構好きだったりする。


「まぁ気持ちはわかる。だがしかし、オークは今の俺たちにちょうどいい敵でもあるしなにより食うとうまいんだ」


「そうなのか!?」


マオが食いついてきた。

育ち盛りの青年はやはり肉が好きか。


「そうなのだ。タマキも肉食いたいだろ?」


「お肉は食べたいけどオークは…ちょっと嫌…」


「けど倒せばレベルも上がるし新しい魔法も覚えられるかもしれないぞ?」


「いきます!」


タマキは力強くうなづいた。

この子実は戦闘狂なのかもしれない。


「よしじゃあ依頼を受けに行くぞ!」


そう宣言すると俺たちはギルドへと向かった。

このとき俺は依頼がなかったらどうしようとかそういったことは考えていなかったのだ。

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