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3話 彼女は引きこもった。

「フギャァ~、フギャァ~!」

弟の泣き声が聞こえる。

自殺しようとしてから数日が経過した。

私は今自宅の居間のソファーに座っている。

あの後、父親が高校まで車で迎えに来て、そのまま家に帰った。そして、あれから、一瞬たりとも1人にしてもらえることはなかった。お風呂ですら、中学3年の時に父親が再婚した継母と一緒に入っている。最初は嫌だと抵抗したのだけれども、「それならお父さんと入るか?」と言われて諦めた。だけど、結局家にも私の居場所はなかった。なぜなら、父親と継母の間にできた生後4か月の弟が今では家の中心だからだ。

そう、お察しの通り父親と継母は私が高校受験に向けて頑張っている間に愛し合って作ってしまったのだ。そして、父親は私に継母を紹介するときに「できたから結婚することになった。」と言ってきた。私はあまりにも衝撃過ぎてその後数日の記憶がない。だけど、気がついたら志望校を近くのそこそこの高校から同じ中学から誰も行かないぐらい遠くにあるそこそこの高校に変えていた。

そうして無事入学できて誰も私のことを知っている人が周りにいない状態から始まった高校生活だったけど、バレー部に所属したことでクラスにも部活にも居場所がなくなってしまった。元々私は運動が好きで中学の時はソフトテニス部に所属していてそれなりの大会で優勝したこともあった。だから、お父さんのことがなかったら、高校もソフトテニス部に入るつもりだったんだけれども、お父さんのことがあり、知り合いに大会であって聞かれたくない。だけど、運動はしたいという一心で元々興味のあったバレー部に所属した。ところが、一緒に入った子がみんな経験者だったのもあり、初心者は私1人だった。すると、やはり経験の差は出るもので私はチームの足を引っ張るという理由でいじめられた。さらに、クラスメイトの女子とバレー部の子、そしてバレー部の子と仲がいい子たちが重なったこともあり、クラスでもいじめられるようになった。そして、いじめは物を隠されるとか、無視をされるだけでなく、SNSを使ったいじめにまで発展した。結果的に私の精神はズタボロになり、死のうとした。なのに死ねなかった。私は一体どうしたらいいのだろうか?

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