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第十話
「夢見るときって眠りが浅いらしい
浅いってことは疲れてないってことだろ?じゃあ、今めちゃくちゃ疲れたらいいんじゃね?」
「そんなことで眠れれば、お前なんかに相談しない。めちゃくちゃ疲れた日でも、その夢を見た。もうやったことだよ、それは」
最後の一口を口にいれながら、ため息をつく。やはり、吉竹にはこの程度しか思いつかなかったか。
「そのときは疲れが足りなかったんだって!今から野球しようぜ。俺が打つから、お前は全部ひろえ!」
「はぁ!?無茶いうなよ、1人で全部拾うって。大体お前、コントロール悪いから変なとこ飛んでいくし」
「お前もキャッチするの下手くそだろ!文句いわないで、はやく着いて来い‼」
頭はすっからかんでも馬鹿力の吉竹に、手を引っ張られ川原に連れて行かれ、立てなくなるまでやらされた。
結果は変わらないだろうな、と期待はゼロで何で付き合ったのか、と疑問とやるんじゃなかった、と後悔と怒りを抱きながら、その夜ベットに入った。




