NG,153
井口と衛宮の戦いよりさらに3年。
当時、15万人いた人類もたった3年で
さらに4万人にまで減少していた。
弱い者はどんどんふるいにかけられ
強い者だけが生き残る。
まだまだ弱肉強食な世界は変わりそうにない。
「どうしよう。もう物資もそんなにのこってないよ?」
「大丈夫だって!また取りに行けばいいんだし」
莉愛とハルだ。
あれから8年経過した2人も今や立派な大人な女性である。
莉愛はこの8年、持ち前の悪神スキルで
何人もの暴漢やモンスターを沈めてきた。
苦労したがだからこそ、今の平和がある。
飯田は8年経った今もあの頃の記憶やスキルは
失ったままだ。
とてつもない経験をしてきた彼女だからこそ
もしかしたらこのままでいることこそが幸せなのかもしれない。
「ははははは!」「なにこのじじいwwwウケるwww」
場面は変わり、ここはかつて寂し区のあった
一区画である。
「ほらwwwはやく取ってこーい!」
動かない体を鞭打たれ
まるで犬の様に投げられたボールを取りに行かされる
「じじい。お前マジで元政府の人間だったのか?www」
「はい〜。大昔にはなりますがねぇ」
最後の新生超越であるケラニー。
彼もまた、生き延びていた。
だが、そんな彼も今ではギャングのおもちゃとして
何とか生かして貰っているだけに過ぎない。
後悔は、、、後悔は、、、
いったいどこで私は間違えた、、、
悔しさのあまり涙が溢れてくる。
だが、彼に出来ることは何もない。
一生飼われ続ける人生それがケラニーの末路である。
カチンッ
「・・・・・ん?」
場面は3年前に戻る。
終わりを決意し頭にあてたハンドガンの
引き金を引いた衛宮だったが、彼はまだ生きていた。
何故?故障か?いや、、、弾づまりだ。
「・・・・もう少しだけ生きてみるか」
カシャンッ。
ハンドガンを投げ捨てもう一度だけ
生きる決意をする。
だが、それでももう戦うことはないだろう。
スキルも使わない。飯田達とももう会わない。
俺が俺であるために、、、もう少しだけ生きてみよう。
後に衛宮 瑠愛は複数のモンスターから
追われる人々を守り抜き34年の生涯に幕をおろした。
新時代を生きた男達の熱き戦いはここで終わりを迎える。
最終話です。
皆さんお疲れ様でした。
もう流石に書きません。
また、追ってアンチヒーラーの更新もしていきますが
ここまでご閲覧頂けた皆様
長い間本当にありがとうございました




