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変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
五話:『宇野中 撫子』のタマゴアイドル:前編
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タマちゃんには、イースターという名前で四人?の仲間がいた。

そして、ハコベはタマちゃんの仲間を探していた。

そこで学校に行っていないハコベは、宇野中家の情報を駆使して探していた。

ハコベの話だと、四人のタマちゃんを危険な日曜(ベーツァサンデー)が終わるまでに探さないといけないらしい。危険な日曜(ベーツァサンデー)が終わるとは、どういう意味だろうか。


家に帰って、広い和室にいた私。

私はセーラー服から、ピンク色の浴衣に着替えていた。

そこに、まもなくしてハコベがパソコンを持ってきていた。


「ハコベ、新しいタマドルが現れたとは本当ですか?」

「はい、本当です」ハコベが見せてきたのはパソコン。

ある動画を、私の前に見せてきた。


「これは、とある路上ライブでの一幕だそうです」

「路上ライブ?」

「はい、真ん中のボーカルの子に注目してください」

ハコベが一言添えて、私はパソコン画面をじっくり見ていた。


――それは四日市駅の近くにある広場。

広場には、人が何人も立ち止まっていた。

遠くの方から音楽と歌声が聞こえるが、その姿が見えない。


「すごい、かわいい」

「なにあの子、可愛いんだけど」

人だかりができ、ようやくカメラにたどり着く。


見えたのは三人組のバンド。

右側にいる男は、痩せていてギターを奏でていた。

左側にいる男は、太っていてベースを奏でていた。

だけど、そんな二人がかすむほどの輝きを放つ少女がいた。


そこには、ピンクのナース服で歌う女の子がいた。

それを見た瞬間に、私は映像を止めた――



「この子ですね」画面を見た私はすぐにわかった。

「はい、彼女です」真ん中の少女を指差して、ハコベが言ってきた。

そこにいたのは『タマゴアイドル』を使って変身した少女。


「彼女のコーデは、『ファストフローラル』のナースエンジェルコーデですね」

「ええ、黒くて長い髪、赤い目、白い肌。間違いないですね」

それは今日の私が、変身したアバターと同じような姿の女の子。


「日にちは6月12日、時間は夜七時ですね。カメラの情報だと」

「それともう一つ、気になる点があります。

三日前に私が鈴鹿市にいったスーパーでの話ですが、彼女の姿を目撃した話を聞きました」

「なるほど、そうですか。このバンドの情報は?」

「はい、彼らのバンドの名前は『ノットシステム』というものです」

「なるほど、そうでしたか」

「お嬢様、何か分かったのですか?」

「その子は、おそらく私の知り合いです。

そして、そのバンドは私も知っています。ですが、こうも変わってしまうものなのですね」

私は一瞬、不思議な感覚があった。

でも、私服なのでわからなかったのかもしれない。


「どうしました?」

「彼らは知っています。私は采女祭で、三人を見ていますから」

「采女祭?」

「学校の文化祭ですよ、彼女たちのバンドは見ていますから」

「なるほど、ではこの真ん中の子はわかるのですね」

「ええ……でも正直彼女とクラスが分かれて関係が途絶えると思いましたが。

どうやら、そうはならないようですね」

「詳しく教えてもらえますか?

彼女は、おそらく危険な日曜(ベーツァサンデー)の被害者と思われますので」

「わかりました」

そういいながら、私は一人の少女の話を話した。

それは去年のクラスメイトだった、『詰草 恵』という少女の話を。



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