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変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
四話:『シエル カーネーション』のタマゴアイドル:後編
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『6月21日』

翌日、私は生徒会の仕事を早く終わらせた。

書類の整理だけを終わらせるのは、得意だ。

そのまま、急いで『ゲームセンターSOGO』に向かう。


私がいるのは三階だ。

そして、隣には詰草さんがいた。


「お願いってここですか?」

「うん、そうだよ会長」

「あの……ひとついいですか?」

「どうしたの?」

「シエル、今までずっと思っていたのですけど詰草さんの名前はなんですか?」

「えっ、恵だけど」

「じゃあ、シエルはこれから恵って呼んでいいですか?」

「ああ、そか。そうだよね、ごめん。これからボクはシエル……て呼べばいいのかな?会長」

「そうですよ、恵」私は、恵の前でにこやかな顔を見せた。

言われた恵は、少し照れくさそうだ。


「恵って、隆聖ぐらいしか呼ばれたことないから」

「あの子も呼んでいませんか?」

「えっ……うん。そうだったね、ミーコ」

それはミーコという私と恵の共通の親友……だった人。

その話をすると、お互い俯いてしまう。


「あっ、でも今日は『タマゴアイドル』だよね」

私と恵の前には、『タマゴアイドル』の筐体だ。

「そうそう、どうしてもクリアできないライブがあって。

シエルのコーデ見ていると、かなりレアだから……」

「シエルはもちろん大先輩ですよ」

「クリアできないライブとは?」

「『ホワイトキャット』の猫専用の曲があって……」

「『ホワイトキャット』ってなに?」

「えと……とりあえずゲームを見せるね」

そう言いながら、恵は自分のタマドルカードを取り出した。


「ああ、待って。同じルームに入るには、タマドル名刺をよみこませて……」

「そっか、うん」恵が私のタマドル名刺を出した。

「ルールとしては半径十メートルほどに、タマドル名刺のアイドルがいないと発動しない。

結構不便なのじゃ」

それを喋ったのは、恵のタマドルカード。


「恵のもしゃべるんだ」

「うん、かなり口うるさいけど。じゃあいくよ」

そう言いながら、恵が自分のタマドルカードを呼び出した。

そして、私のタマドル名刺を読み込ませると私と恵はゲーム筐体画面に吸い込まれた。



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