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変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
四話:『シエル カーネーション』のタマゴアイドル:後編
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放課後の生徒会の会議は、当然私も出ないといけない。

生徒会の会議には、会議室のテーブルが全て埋まった。

定例の会議は議論で、いつも無駄に時間がかかる。

会議をフルに参加して、私が学校を出たのは六時を過ぎていた。


そのままの足で、私が向かったのはバイト先。

私は、週三日ファミレスで働いていた。

留学させてもらっているとはいえ、お金はかかっていたのだ。

学費は出してもらっているけど、生活費は自分で稼ぐ。

ファミレスのバイトを終えて、帰ろうとした時に塾の看板が見えた。


(塾に行ければなぁ)

自転車に乗りながら、私は羨ましそうに塾を見ていた。

それを横目に、夜の街を自転車に乗っていた。

こうして見ると、かなり私は忙しい。


「いそがしいのう、お主も」

私の心を代弁するかのように、タマドルカードのイースターが言ってきた。

喋りたそうなカードを、私は話しやすそうにポケットから出す。


「このままでいいのかなって思います」

「勉強がうまくいっていないことか」

「うん」私は生徒会長という役職だ。

アニメの世界では生徒会長は、成績抜群。

だけど、私の成績は並以下。

しかも、最近成績の低下を実感していた。


「今日も抜き打ちテスト、全然ダメだったですし」

「数学は特に得意じゃないだろ」

「数学だけじゃない、中間試験は全滅だった。

このままだと、シエルは期末試験も不安……です」

私は元気なく、自転車をこいでいた。


「お主が、好きなアニメとかにかまけているからだろう。

これを期に、ちゃんと勉強すればいいんじゃないのか?」

「ううっ、でもイースターだって悪いんだよね」

「なぜ、朕がそこで出てくる?」

「イースターが、シエルに変な遊びを教えたから」

「それは勉強ができない者が、言ういいわけに過ぎないぞ。

日本の漫画にもあるだろう、友情、努力、お金っていうだろ」

「よくわからないけど、最後はお金じゃないです」

「いいや、お金だ」そんな時、偶然にも駅前のゲームセンターが見えた。

ゲームセンター『SOGO』には、『タマゴアイドル』のゲーム筐体が置かれていた。

それを見るなり、私はイースターの狙いがわかった。


「ダメです、今日は絶対行かないですよ」

私は、イースターの欲望に負けないでゲームセンターを素通りした。

イースターは「ちっ」と舌打ちをしていた。



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