序
初投稿です。
まだまだ拙い部分が多いと思いますが、随時修正していく予定です。
生暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
静かに流れる水の音が響く室内。
ゆったりとソファーに座り少しばかりくつろぎの時間を楽しむ。
室内の電気はあえて点けず、水槽だけの灯かりで照らし出される。
ぼんやりとただ何も考えず見つめ続ける。
「ふぅ・・・」
思わずため息がこぼれる。
日常の忙しさに疲れた精神を癒してくれる。
サラリーマンになってから3年の月日が経ち、仕事にも慣れた。
今は後輩の育成の為、指導係も兼務している。
いろいろと忙しいが充実しているな、と思う日々。
それでも、この水槽の中で泳ぐ魚のように自由になりたいと思うことがある。
いや、水槽の中でいる時点で自由ではないのか?閉鎖的な空間で生活する魚にとって、エサをやったり、水を換えたりしてやるオレはこいつらにとって神的な存在なんだろうか?
まぁ、そう考えて自嘲気味に一人笑う。
「そろそろインするかな」
と、ソファー横の棚に置いてあるバイザーと毛布のような布を取り出す。
近年の技術進歩は劇的だ。
オンラインゲームという21世紀でブームを起こしたゲームも飛躍的な進歩を遂げた。
詳しくはオレもあまり知らないが、簡単に言うとバーチャル世界を疑似体験できるものになった。
よくは分らん。
日常的な世界から一時的ではあるが、自由を手に入れれる世界。
アルバトロス・オンライン
それがもう一つのオレの趣味だ。
-システム・アナウンス-
-ログインしますか?-
「ログイン。パスワード・・・」
いつも通りにバイザーをつけ、毛布をかぶる。
この毛布は各種センサーを備えたものだ。実際のバーチャル空間での動きを現実の世界で感知するための代物だ。
詳しくは知らないが、体を動かそうとする微弱な電気信号を感知して、バーチャル空間にコンバート?するらしい。
最初こそ、なかなか慣れずによく毛布がずり落ちていた。
動作が大きかったからだ。
今ではようやくなれて動作を最小限に、ピクッと動かすぐらいにまで抑えれるようになった。
ホントに苦労したな・・・
-システム・アナウンス-
-キャラ名・ミリオ・ログイン-
ふわっと体が軽くなった気がすると、視界が暗闇に落ちる・・・
いざ、もう一つの世界へ・・・
少しずつ更新していきます。




